年上の…
年上の女の人。恋愛経験のない僕にとって、それは憧れであり、自分の知らない大人の世界に入れる。そんな予感に胸が高鳴ってしまうのだ。
僕が憧れたのは同じ職場で働く先輩。名前は、安西早織。歳は29歳。背も僕より高く、スタイルもいい。誰にも優しくしてくれる。淫猥な話、病院の看護師さんという事、すれ違った時の髪の匂いがさらに僕の気持ちを駆り立てた。
決して僕もその安西さんに憧れて看護師になり、就職したわけではない。始めは安西さんに何を感じるわけでもなく、気がついたら、安西さんに心惹かれていた。同じ職場で働ける。それだけの事が僕にとって、どこでなにをするより心地よかった。
安西さんは同じ職場の人だけでなく、入院中の患者さんにも人気があった。その愛敬の良さと、優しさ、そして包容力が人気のある根源とも思える。
今日は同じ処置班。馬鹿馬鹿しいが、同じ班になるって事でその日の僕の気分も変わる。
「安西さん。先に処置まわりよります。」
少し声も高めで安西さんに声をかける。
「うん、わかった。ごめんよ。すぐにいく。」
この会話だけで、僕には貴重な時間だ。
僕が憧れたのは同じ職場で働く先輩。名前は、安西早織。歳は29歳。背も僕より高く、スタイルもいい。誰にも優しくしてくれる。淫猥な話、病院の看護師さんという事、すれ違った時の髪の匂いがさらに僕の気持ちを駆り立てた。
決して僕もその安西さんに憧れて看護師になり、就職したわけではない。始めは安西さんに何を感じるわけでもなく、気がついたら、安西さんに心惹かれていた。同じ職場で働ける。それだけの事が僕にとって、どこでなにをするより心地よかった。
安西さんは同じ職場の人だけでなく、入院中の患者さんにも人気があった。その愛敬の良さと、優しさ、そして包容力が人気のある根源とも思える。
今日は同じ処置班。馬鹿馬鹿しいが、同じ班になるって事でその日の僕の気分も変わる。
「安西さん。先に処置まわりよります。」
少し声も高めで安西さんに声をかける。
「うん、わかった。ごめんよ。すぐにいく。」
この会話だけで、僕には貴重な時間だ。
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