携帯小説!(PC版)

『無垢』

[146]  2007-11-11投稿
凍える吐息
白い肌
解けて積もり雪と成せ

時を継ぎ合わせ
今を引き止める

待てば時はいつの間にか今を過ぎ去るけれど

待ち切れない時間はただ…
ゆっくりと時を刻み続ける

勝ち気な憂鬱に比例して
緩やかに失速していく

そこに留まる為に。

乱れ飛ぶ鼓動に
外郭が欠落して
廃物に侵食していく

遠い星
一つ消えてはまた数え
長すぎた夜をやり過ごしてみても
暗い空を焼き尽くす朝焼けの温もりは
まだここには届いてこない

かじかむ指先に
ありふれた感情を
もう一度強く握り締めたら

壊れた砂の器
何もかも透明な白い世界で
七色に染め直せる?

でたらめに並べた音の配列

優劣を進化させ

もう一度空にかえして…

この罪悪感に鮮やかな色を付けてくれ

時が只、静かに過ぎ去って

また透明な季節が訪れる前に…

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