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five★ 12

[310]  レオナ  2006-03-25投稿
「めどくさくても別れないんだろ??」

藍治が珍しく真剣な顔で訊いた。

「まぁな。」

その時、生徒会室のドアが開いた。

「あ!ダークン来たんだ。」

秀が入ってくるなり裕太に言った。

「ダークン…またおまえか!?!!」

苦笑いしながら藍治をみた。

「羽祢だークン♪」

藍治はニッコリ笑った。

裕太は思いっきりため息をついた。

「裕太も大変よね。」

鈴子サンが言った。


4時を回った頃、アタシたちはいつも通りぞろぞろと5人で学校(生徒会室)を後にした。

鈴子サンはアタシや秀と違う系統のバス通。裕太はチャリで藍治が電車。

裕太とは学校を出てからしばらくの所で別れ、アタシたち4人はバス停に向かった。

しばらく待っていると鈴子サン以外のアタシたち3人の乗るバスが来た。

「鈴子サンまた明日ね。」
秀が手を振りながらバスに乗る。

「気をつけて帰ってね。じゃあねバイバイ。」

アタシは秀に続いてバスに乗り込む。

「鈴子サンバイぶぅ〜ゴメンな。先に。」

最後に藍治。

「ハイハイ。アンタたちも3人騒いで事故らないようにね。」

鈴子サンが手を振ってアタシたちを見送った。

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