日本がなくなる。1
2030年9月のある日の朝、私の家のポストにK国の大使館から封筒が入っていた。
私はK国の人間で簡単に言えば在日なのだ!
私の家にK国から手紙が来るのは初めてで、たまに民団というところから青年団誘いなどが来るから、同じように内容かと思い『またか…』とため息をついてしまった。
私は何気なく封筒を破き内容を確認した。
そこには意味不明な文字の手紙が数枚とどこかの地図が入っていた。
その手紙を見て私は驚いた!!
『日本は間もなく沈没する。我が国の同士よ、帰国しなさい。若者はその手伝いをすべきであり、国の為に働く事を願います。』
そして働く意志のあるものはK国の大使館に来てください。という内容だった。あとはそこまでの地図だ。
私は『こんな嫌がらせ誰だ!!』と思い、怒りと不安でいっぱいになった。
最初は気にもしなかった手紙だが…その時、無職で何もする事がない私は気になり何度か手に取っては『馬鹿馬鹿しい!』と1人でつぶやいた。
今の日本は四季と言うものがなく、一年中暖かく過ごしやすい国。
昔、おばちゃんが雪と言うものが冬に降っていた。と聞いたが、そんなもの海外に行かないと見れない代物だった。
その温暖化が日本を沈めて行くとは…その時は思いもしなかった。
その手紙が着いた日から何日かたったある日。
ふと、テレビで沖縄が半分沈んでる。と言うニュースを見た。
テレビのアナウンサー曰わく、温暖化の影響により、小さな島沖縄はみるみるうちに海岸の水位があがり、農作物に大きな被害が出ており、住民にも本土に移るようにと避難勧告が出されてるらしい。
その番組を見た私は『マジで?』と呟きながら、数日前に来た手紙を思い出した。
確かに、日本は小さな島国だか…簡単に沈むはずがない。
もし、沈んでしまったとしても在日三世の私はK国の言葉も喋れないし、生きていくのは辛すぎる。
益々、不安だけが膨らんだ。
つづく
私はK国の人間で簡単に言えば在日なのだ!
私の家にK国から手紙が来るのは初めてで、たまに民団というところから青年団誘いなどが来るから、同じように内容かと思い『またか…』とため息をついてしまった。
私は何気なく封筒を破き内容を確認した。
そこには意味不明な文字の手紙が数枚とどこかの地図が入っていた。
その手紙を見て私は驚いた!!
『日本は間もなく沈没する。我が国の同士よ、帰国しなさい。若者はその手伝いをすべきであり、国の為に働く事を願います。』
そして働く意志のあるものはK国の大使館に来てください。という内容だった。あとはそこまでの地図だ。
私は『こんな嫌がらせ誰だ!!』と思い、怒りと不安でいっぱいになった。
最初は気にもしなかった手紙だが…その時、無職で何もする事がない私は気になり何度か手に取っては『馬鹿馬鹿しい!』と1人でつぶやいた。
今の日本は四季と言うものがなく、一年中暖かく過ごしやすい国。
昔、おばちゃんが雪と言うものが冬に降っていた。と聞いたが、そんなもの海外に行かないと見れない代物だった。
その温暖化が日本を沈めて行くとは…その時は思いもしなかった。
その手紙が着いた日から何日かたったある日。
ふと、テレビで沖縄が半分沈んでる。と言うニュースを見た。
テレビのアナウンサー曰わく、温暖化の影響により、小さな島沖縄はみるみるうちに海岸の水位があがり、農作物に大きな被害が出ており、住民にも本土に移るようにと避難勧告が出されてるらしい。
その番組を見た私は『マジで?』と呟きながら、数日前に来た手紙を思い出した。
確かに、日本は小さな島国だか…簡単に沈むはずがない。
もし、沈んでしまったとしても在日三世の私はK国の言葉も喋れないし、生きていくのは辛すぎる。
益々、不安だけが膨らんだ。
つづく
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