デリート・6 娘たち
「……ええいっ!ままよ」
猛獣の檻に飛び込む覚悟で、井沢修二は三名のモンスターたちが待つ部屋の扉を開ける。
脇に吊したホルスターの銃が、今日に限って頼りなく思えた。
「うぎゃあああっ!何するんだよ涼ーっ!」
いきなりスタングレネード(音響爆弾)なみの絶叫が井沢の鼓膜を直撃した。
な、何事だ?……
「アハハ、ヒカルってば背は伸びないクセに胸だけは成長しとるねぇーっ」
「ばかぁーっ!離せヘンタイ」
ソファに収まる日浦ヒカルに、背後からしなだれかかった城崎涼が悪戯っ子そのものの顔付きで、悪さしていた。
こいつらは……
「う、オホンッ! 君らがその……人間らしくて安心したよ」
すました顔でソファに身を預けていた三人に、井沢は気を取り直した後で挨拶から始めていく事にした。
「まぁ、他でもない、君らが‥何?!」
日浦ヒカルの両手がパパッと閃き、城崎涼のカーディガンのボタンを外していた。
城崎涼の下着が丸見えになっている。
「ヒカル、てめーっ!」
「べ〜だ!お返し〜」
再びじゃれあう二人に、情報室チーフ、井沢は呆れ果てた面持ちを向けていた。
猛獣の檻に飛び込む覚悟で、井沢修二は三名のモンスターたちが待つ部屋の扉を開ける。
脇に吊したホルスターの銃が、今日に限って頼りなく思えた。
「うぎゃあああっ!何するんだよ涼ーっ!」
いきなりスタングレネード(音響爆弾)なみの絶叫が井沢の鼓膜を直撃した。
な、何事だ?……
「アハハ、ヒカルってば背は伸びないクセに胸だけは成長しとるねぇーっ」
「ばかぁーっ!離せヘンタイ」
ソファに収まる日浦ヒカルに、背後からしなだれかかった城崎涼が悪戯っ子そのものの顔付きで、悪さしていた。
こいつらは……
「う、オホンッ! 君らがその……人間らしくて安心したよ」
すました顔でソファに身を預けていた三人に、井沢は気を取り直した後で挨拶から始めていく事にした。
「まぁ、他でもない、君らが‥何?!」
日浦ヒカルの両手がパパッと閃き、城崎涼のカーディガンのボタンを外していた。
城崎涼の下着が丸見えになっている。
「ヒカル、てめーっ!」
「べ〜だ!お返し〜」
再びじゃれあう二人に、情報室チーフ、井沢は呆れ果てた面持ちを向けていた。
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