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太陽と共に?

[348]  シノ  2007-11-13投稿
あの太陽が雄二に見える。水平線に沈む太陽を見ながら、私は一人考えた。
その光景は、まるで今の私の心を表しているようだった。
太陽が水平線に消えていく様子は、私の心から雄二が消えていくのと同じように思えた。
無論それは太陽のように綺麗なものではなかった。太陽はまた朝になれば姿を表すが、私の心には、雄二はもう決して現れないだろう。

この場所に雄二と二人でよく来たことを思い出した。意味もなくこの夕陽を何度も見に来た。しかしここに来ると自然と落ち着けた。それはこの景色に癒されてと言うこともあるが、何より横に雄二がいることが最大の要因だった。
しかし今見ている夕陽はこれまでに何度も見た光景とは、明らかに違っていた。
一週間前のことを思い出していた。雄二が知らない女性と楽しそうに歩いているのを見てしまった。
その人は、ただの友達か、会社の同僚かどうかは分からないが、それを見ただけで私の心から雄二への思いは、徐々に消えていった。それだけと言っても、私にとっては衝撃的なことだった。

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