龍と狼90
「これは、録画していない。今の映像だろ?
ケビン?聞こえてるんだろ?」
柳田は天井付近にあるカメラを見つけて、カメラに向かって大声で話した。
「ああ、そうだよ。ライブだよ。」
ケビンの後ろから爽やかな風が窓越しに入って、ケビンの髪が優しく揺れた。
「ケビン、お前は今、何処にいるんだ?
後ろの風景は夕暮れだな?
見たところ、まだ、サンフランシスコには行ってなさそうだな。」
「もちろん!
僕は貴方達との旅を楽しみにしてるんだ。
ミスター・ヤナギダ、貴方のご友人は軍人なんだね?」
ソンスンの顔が歪んだ。
「何故、そんな事が判る?」
柳田が間髪入れずに切り返した。
「CIAからね、日本人と韓国人のスパイが逃亡したって、連絡があったんだよ。
指紋照合したら、韓国人は、元韓国の特殊部隊にいたんだってね。
どおりでいい体していると思ったよ。」
「CIA・・・
やっぱりな。一連のテロも、お前の仕業なんだろ?
長い間、窮屈な生き方をしてきたんだ。
楽しかったろ?」
柳田は推論が確信に変わり、モニターのケビンをじっと見つめたが、ケビンは笑顔で柳田を見つめ返した。
「ああ、とても楽しかったよ。」
ケビン?聞こえてるんだろ?」
柳田は天井付近にあるカメラを見つけて、カメラに向かって大声で話した。
「ああ、そうだよ。ライブだよ。」
ケビンの後ろから爽やかな風が窓越しに入って、ケビンの髪が優しく揺れた。
「ケビン、お前は今、何処にいるんだ?
後ろの風景は夕暮れだな?
見たところ、まだ、サンフランシスコには行ってなさそうだな。」
「もちろん!
僕は貴方達との旅を楽しみにしてるんだ。
ミスター・ヤナギダ、貴方のご友人は軍人なんだね?」
ソンスンの顔が歪んだ。
「何故、そんな事が判る?」
柳田が間髪入れずに切り返した。
「CIAからね、日本人と韓国人のスパイが逃亡したって、連絡があったんだよ。
指紋照合したら、韓国人は、元韓国の特殊部隊にいたんだってね。
どおりでいい体していると思ったよ。」
「CIA・・・
やっぱりな。一連のテロも、お前の仕業なんだろ?
長い間、窮屈な生き方をしてきたんだ。
楽しかったろ?」
柳田は推論が確信に変わり、モニターのケビンをじっと見つめたが、ケビンは笑顔で柳田を見つめ返した。
「ああ、とても楽しかったよ。」
感想
感想はありません。