少年は恋をする 2
最近サキの様子がおかしくなってから、三人の雰囲気はわるくなって 沈黙が多くなっていた。
その沈黙を破るようにメグが喋りだした。
「てか次の時間多田の現国とかマジ最悪だしっ………なっなぁナツキ!」
「…………うん。」
ナツキにはいつもの元気はなかった。
ナツキはサキが自分のことに興味がないんだとおもっていた。
いつもなら自分に興味がない奴はきり捨てるがサキは高校に入って初めてできた友達だったし
サキは気が利いて 優しかったから 親友になれると思ってたから かんたんに嫌いにはなれなかった。
ナツキはサキに質問した。
「ねぇ サキ……… なんか悩みがあったら 相談してもいいんだよ?」
「ありがとっ でもいまはないから……大丈夫だよ!」
入学式から目立っていて 同級生から一目置かれていた 二人と一緒にいるプレッシャーが サキを押し潰そうとしていた。
「そう……」
ナツキが悲しそうにいった。
最近のサキに少しはらが立った メグはサキを一瞬睨みつけ話しを変えてみた。
「あっそうだ! ナツキ そういえばこの前 気になってるやついるっていってなかっけ?」
恋娘のナツキは少し元気 になって話し出した。
「まだ喋ったことないし 廊下ですれ違うぐらいだけどね。」
「名前は?」
「分かんない。 でも めっちゃカッコいいんだからぁ!!」
イケメン好きのナツキのことだから相当イケメンなんだろう。
ナツキは思い出したようにいった。
「あっそういえば いつも 外でサッカーしてるぅ。」
「えっまじっ?」
三人は教室の窓からグランドを見下ろし
ナツキが指を指した。
「あっいた!!! ちょ〜カッコいい〜!」
ナツキが指した指の先にはユウのすがたがあった。
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