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龍と狼91

[379]  武藤 岳  2007-11-14投稿
「サンフランシスコのイベントは、ゾクゾクしたよ。専属のカメラマンを雇ってね、もちろん、そいつも死んじゃったけどね。カメラを探すのに苦労したよ。
でも最高にエキサイティングな映像だった。
スタジアムから結構離れたビルだったんだよ!?それがさ、爆風であんなに吹っ飛ぶなんてね!」

「狂ってる・・・。」

惨劇の様子を無邪気に話すケビンを見て、アイリーンが呟いた。

「イッたか?」

柳田がケビンに馬鹿にした口調で聞いた。

ケビンは、かなりムッとした表情に変わった。
と言うより、はっきり言って人相自体が変わった。

「・・・!」

アイリーンが絶句した。

柳田とソンスンは、ケビンの本性をやっと見れた事に、ある種の達成感を得た。

「コリア、動けるか?」

柳田がソンスンに小声で囁いた。

ソンスンは無言で首を縦に振ると、ダイニングルームの周囲を見渡した。

一見、ソンスン達以外、誰もいないように見えるが、柱の陰や窓の外に複数の気配を感じた。

「ゲームがしたい。」

ケビンが話しかけた。

柳田は周囲の気配に警戒しつつ、ケビンに問いかけた。

「どんなゲームだ?デスマッチでもご所望か?」

ケビンは冷めた目で柳田を見た。


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