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たれまに〜Anniversary〜(23)

[187]  じゅりあ  2007-11-15投稿
私は今、ブランコに乗っている。
んで、隣のブランコでフーセンガムなんかを膨らませてるのが松本。
…何か、さっきから物凄い疑問がっ!!
もどかしさに耐え切れず、ええい、聞いちゃえ!と話を切り出した。

「何でここがわかったの?」
松本は小さな風船を作っては割り、作っては割り、それを繰り返してた。

「つけてたから」



「それ、ストーカーって言うんだよ?」

「あ、そうかもな」

何か、あっさりしてるし…。
「な、何でつけた訳?」

沈黙が嫌で話を続ける。

「だって、おまえ顔がいつもと違ってたんだよ。視点定まってねーし。あろう事か、学校からどんどん離れてくしさ。これは何かあんなって思った訳よ」

…始めから見られてたのか。

それで、助けてくれた。


『今のおれなら、おまえの事守ってやれると思う』


前に言ってたっけ。

そー言って、抱き締められた。


ピンチの時に助けに来る王子様は…





和也じゃなかったんだ…。



「何でよ…」

想いが言葉として出てしまう。


「溜め込むな、吐き出せ」

そう言う松本の瞳が優しくて、

まるで封印がとけたかのように

私は声をあげて泣いた―\r

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