たれまに〜Anniversary〜(24)
39.9℃…。
ダメだ、下がらない。
俺は自分の部屋のベットで一人ため息をついた。
彩…、怒ってるだろうか?それとも心配してるか?
携帯、バイト先に忘れるなんて…やっぱり熱で頭がおかしくなってたか…。
母親はパートに出かけてるし、家には誰もいない。
机の上にお粥。母親が作って行ったものだ。
ただ、今は体を起こす事もなかなか出来ない。
だるくて…だるくて。
体温計を枕元に置くと、俺は再び目を閉じた。
瞼の裏に焼き付いている
彩の顔。
『和也!』
今にもアイツの声が聞こえそうで…。
俺、それだけ惚れてたんだな。
他の男の事で嫉妬したり、やった事のないバイトしてアイツに何かを贈りたいと思ったり…。
ふと、押し入れに隠したある物を思い出す。
渡せねぇだろ…。
こんな体で…
アイツの事泣かして…。
「情けな…」
声にしてみて、更に実感する。
今まで何だったんだ―?
全部、今日の日の為に
やって来たんじゃないかっ…!!
こんなんでいいのか?
違うだろ!
自分に言い聞かせると、無理矢理、体を起こす。
動けっ!早く
今日が終わらないうちに…
ダメだ、下がらない。
俺は自分の部屋のベットで一人ため息をついた。
彩…、怒ってるだろうか?それとも心配してるか?
携帯、バイト先に忘れるなんて…やっぱり熱で頭がおかしくなってたか…。
母親はパートに出かけてるし、家には誰もいない。
机の上にお粥。母親が作って行ったものだ。
ただ、今は体を起こす事もなかなか出来ない。
だるくて…だるくて。
体温計を枕元に置くと、俺は再び目を閉じた。
瞼の裏に焼き付いている
彩の顔。
『和也!』
今にもアイツの声が聞こえそうで…。
俺、それだけ惚れてたんだな。
他の男の事で嫉妬したり、やった事のないバイトしてアイツに何かを贈りたいと思ったり…。
ふと、押し入れに隠したある物を思い出す。
渡せねぇだろ…。
こんな体で…
アイツの事泣かして…。
「情けな…」
声にしてみて、更に実感する。
今まで何だったんだ―?
全部、今日の日の為に
やって来たんじゃないかっ…!!
こんなんでいいのか?
違うだろ!
自分に言い聞かせると、無理矢理、体を起こす。
動けっ!早く
今日が終わらないうちに…
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