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素直な気持ち

[153]  サクラ  2007-11-17投稿
もうすぐ成人式だ。自分の夢も願いも何もない寂しい人生…。あの頃の僕は愛と夢に溢れていた。
高校生活、僕はクラスでも明るい存在。毎日が楽しかった。失恋したばっかの僕にとって友達とバカ騒ぎする毎日が日々の日常になっていた。そんなある日隣りのクラスにものすごく可愛い子を見つけたんだ。「あの子可愛い。」僕は心臓がドキドキした。けどその感情は僕の心の中で消し去った。どうせ人見知りの俺にとってあの子と仲良くなれるわけないし、名前すら知らない。だけど僕の心の隅から君の笑顔は消えなかった。
そんなある日、学校から帰ろうとした僕を男友達のゆきやが呼び止めた。「お前、りおって女の子知ってる?」知らない。高校は人数も多いから自分のクラス以外の人はほとんど名前を知らなかった。「何かその子がお前と友達になりたいって言ってるんだけど」別に断る理由もないから何となくOKの返事をした。

次の日の夜、僕の携帯にメールが入った。昨日言っていた、りおって言う女の子からだ。「突然、友達になろうって言ってごめんね。りおです♪登録してください」女の子らしい可愛いメールが届いた。それから僕はりおと連絡を取るようになった。

いろいろと連絡を取り合うようになってりおが言った。「私のこと知ってる?」確かに顔は知らない。僕は高校の集合写真を取り出し、りおって女の子を探した。りおって名前の女の子は僕の学校には一人しかいない。そう、写真には可愛い笑顔で映る僕が前に気になっていた隣りのクラスの女の子だった。

僕とりおはとても仲良しになった。りおはスポーツ万能でついでに頭もいい。明るくて可愛いくて他の男子からも人気があった。夜、いつものようにりおとメールをしていた。すると突然「好きな人とか居るの?」っと聞かれた。僕には片思いの好きな人がいた。それはりおではない。僕にとってりおは仲良しの友達の対象にしかすぎなかった。僕の片思いを知るとりおは「恋の相談役になるからいつでも相談して!!」っといつもの明るさを見せた。

次の日、学校でりおを見かけた。よく見るとりおは泣いていた。他の女友達が慰めているようだった。りおと目が合うといつもなら笑顔なりおが避けるように僕から目を反らした。初めてりおの涙を見た僕の気持ちはとても悲しかった…。

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