携帯小説!(PC版)

ある日

[676]  莉依  2007-11-17投稿
僕は何をしたのだろう…


僕は高校生。その辺にある、公立の学校に通っている。毎日の学校生活にこれといって変わった事は無かったし、友達もいる。要するに[普通]の高校生。

「おはよう」
教室に入り、親友のタクマに挨拶をする。
「おはよ」
いつもと変わらない、はずなのに何かが違う。ちょっと暗い感じがした。
「なんで元気ないの?」
「仕方ないだろ。お前のせいで、俺は疲れてるんだ。学校にくるたび無駄に元気なお前の相手をしてるんだからな。」


こんな夢をみた。おそらく、自分の経験した事だろう。
僕は学校の帰りに事故に遭い、以前の自分が抱いていた感情だけを、無くしてしまった。だから、僕が経験した時にどんな感情を持っていたのかがわからない。


事故にあってから数日後。奇跡的に大きな怪我をしなかった僕は、明日退院することになっている。
「この病院の近くで、5日前から事件が起こってるんだってよ。」
こんな噂を病院のロビーで耳にした。5日前というと、僕が事故に遭って入院した日だ。
「夜の暗い路地裏に惨殺された屍体があったり、空き地に刀かなにかで斬られてる屍体があったりするんだって。」
そんなのを見たら、以前の僕なら恐怖で倒れるだろう。今の僕は、そんなに弱くない。むしろ喜んで見に行くだろう。
「それにしても、よくニュースにならないね。」
「それが、病院側で揉み消してるみたいなの。世間には知られたく無いんでしょ。病院の評判が下がるから。」
世間に知られていない。そう聞いて何故か安心している自分がいた…

感想

  • 8003: とても気になる〜早く続きみたいです [2011-01-16]

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