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決断と後悔

[508]  ふく  2007-11-18投稿
ひたすら夢を追い掛けて
ただ未来に自分の身を授けて別々の道を歩こうと決めた

この僕の答えに君は無理して笑って頷いてくれた

夢を掴んでも心の何処かに切なさがある
忘れようと思えば思う程忘れられない思いがある

あの頃は自分の事で必死だったのに今思い返すと本当に必要としていた物が何なのかはっきりと分かる

君に甘えている自分が嫌だった
いつでも優しく笑ってくれた君を巻き込みたくなかった
信じて着いて来てくれた君を待たせたくはなかった

ただそれは綺麗事で
本当はもう愛想尽かされるのが怖くて
待たせれば何処かへ行ってしまうんじゃないかって
それが怖くてたまらなくて
君を信じてあげることさえ出来なくなっていた

何を手にしたかったのか
何処で答えを出し間違えたのか頭を悩ませる

君の顔
君の白い肌
君の香りを思い出す度
胸が静かに揺れる

会いたい
この想いを告げに

だけど君の目の前に現れたならあの時の君の決断を無駄にしてしまう
君が背中を押してくれたから今の僕が存在しているのに
君が涙を堪えて微笑んでさよならを言ってくれたのに

それに僕はそんな事をする勇気さえない
君が遅いよと言って呆れた顔をするんじゃないかって怖くなる

君が何処かで笑っていてくれたらいい
悲しませることしか出来なかった僕の事を忘れていても
次は君の夢を叶える番だから
目を閉じて祈るよ
過去を断ち切れるまで
君を想い続けて

いつか偶然会って
変わらない笑顔を見せてくれたら
その時は君は幸せになっていて欲しい
君は涙脆いから僕を見て泣くかもしれない

だけど笑っている君を見たら
幸せそうに輝いている君を見たら
きっと君より先に僕が泣いてしまうだろう

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