ホントに欲しいのは・・。?
4月も下旬の土曜日の午後10時、横須賀中央を、加奈子と歩いていた。
「ふぅ〜っ♪気持ちいいね〜♪まだまだ飲み足りな〜い!」と私はかなり上機嫌で加奈子言った。
「まゆ!まだまだ行っちゃうぅ?」と加奈子も、珍しくノリがよかった。
「ねぇ〜何処いくの?よかったら、一緒に飲みに行かない?」
ありきたりのつまらないナンパの言葉が、私達の背後からふりかかってきた。
私達は、とりあえず振り向いた。
声をかけてきた彼らのうちの1人を見て、私はさっきまでの酔いも吹き飛ぶほど、酷く驚いてしまった。
「先輩・・アキラ先輩?ラグビー部だった、アキラ先輩ですよね」
「あれ〜?!彼女な〜んで俺の名前知ってんの?先輩?ラグビー部ん〜じゃあ同じ高校の後輩なんだぁ〜彼女達?」
こんな所で・・。
そうアホみたいに私達に声をかけてきた男は、まさしく私が高校時代に憧れつづけた、2コ上のラグビー部のアキラ先輩だった。
「おっ!!じゃあ話が早いや!行こうよ!あ〜!あと、ゴメンそこでヘタレてるやつも、同級生で連れなんだけどさぁ〜」
私は驚いた顔をしたままアキラ先輩が指さした、そのヘタレた奴をのぞきこんだ。
「はぁ〜はぁ〜??仲本さん?あれっ?あれっ?」
覗きこんだ先の顔は、私達が最近、お気に入りのBARでバーテンをしている仲本の顔だった。
そこのBARは、ホストクラブなみにイケメンを揃えているところで、私達も仲本とは違うバーテンお目当てで通っていた。
ただ、仲本とは言葉は交わしたこともなく、仲本も彼目当ての客にいつも取り巻かれ、私は彼の顔を知ってはいたが、それだけだった。
「なんだよ!なんだよ!あいつも知ってるんじゃん!じゃあ・・なに?俺達み〜んな同じ高校だし、じゃあ〜同窓会っつうことで、飲みに行こう!」
なにがなんだか、わからない私と加奈子の肩を抱いてアキラ先輩は歩きだした。
次の店でも、仲本は、アキラ先輩が私達に声をかけてきた時からそうだが、気持ちが悪いのか眉をひそめ、うなだれるように静かに座っていた。
しかし、アキラ先輩ともう1人の先輩は、まるで持ちネタを披露するかのように、カラオケで唄い、フリまでつけて踊ってみせ、私と加奈子を大ハシャギさせてくれた。
だけど、私はそんな態度とはウラハラに、あの静かに気分の悪そうな男のことがばかりが気になって仕方なかった。
「ふぅ〜っ♪気持ちいいね〜♪まだまだ飲み足りな〜い!」と私はかなり上機嫌で加奈子言った。
「まゆ!まだまだ行っちゃうぅ?」と加奈子も、珍しくノリがよかった。
「ねぇ〜何処いくの?よかったら、一緒に飲みに行かない?」
ありきたりのつまらないナンパの言葉が、私達の背後からふりかかってきた。
私達は、とりあえず振り向いた。
声をかけてきた彼らのうちの1人を見て、私はさっきまでの酔いも吹き飛ぶほど、酷く驚いてしまった。
「先輩・・アキラ先輩?ラグビー部だった、アキラ先輩ですよね」
「あれ〜?!彼女な〜んで俺の名前知ってんの?先輩?ラグビー部ん〜じゃあ同じ高校の後輩なんだぁ〜彼女達?」
こんな所で・・。
そうアホみたいに私達に声をかけてきた男は、まさしく私が高校時代に憧れつづけた、2コ上のラグビー部のアキラ先輩だった。
「おっ!!じゃあ話が早いや!行こうよ!あ〜!あと、ゴメンそこでヘタレてるやつも、同級生で連れなんだけどさぁ〜」
私は驚いた顔をしたままアキラ先輩が指さした、そのヘタレた奴をのぞきこんだ。
「はぁ〜はぁ〜??仲本さん?あれっ?あれっ?」
覗きこんだ先の顔は、私達が最近、お気に入りのBARでバーテンをしている仲本の顔だった。
そこのBARは、ホストクラブなみにイケメンを揃えているところで、私達も仲本とは違うバーテンお目当てで通っていた。
ただ、仲本とは言葉は交わしたこともなく、仲本も彼目当ての客にいつも取り巻かれ、私は彼の顔を知ってはいたが、それだけだった。
「なんだよ!なんだよ!あいつも知ってるんじゃん!じゃあ・・なに?俺達み〜んな同じ高校だし、じゃあ〜同窓会っつうことで、飲みに行こう!」
なにがなんだか、わからない私と加奈子の肩を抱いてアキラ先輩は歩きだした。
次の店でも、仲本は、アキラ先輩が私達に声をかけてきた時からそうだが、気持ちが悪いのか眉をひそめ、うなだれるように静かに座っていた。
しかし、アキラ先輩ともう1人の先輩は、まるで持ちネタを披露するかのように、カラオケで唄い、フリまでつけて踊ってみせ、私と加奈子を大ハシャギさせてくれた。
だけど、私はそんな態度とはウラハラに、あの静かに気分の悪そうな男のことがばかりが気になって仕方なかった。
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