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drop〜from the sun〜?

[367]  雪季  2007-11-19投稿

時計が見える位置まで

近づく。時計はだいたい
予想通りの時刻を指して
いた。さぁ早く帰ろうか
と振り返ろうとした時、
物音。どうやら奥にあ

るでっかい物置の中から
だ。明らかになにか生き
物の動く音だった。そこ
でなぜボクはそれが気に

なったのか思い出せない
 ただ気づくと右手を

物置の戸にかけ、開け放
っていた。

「バレちゃったね。」

早朝に、それも物置の中
で出会った彼女は

そう笑いかけてきた。

まるで太陽の輝きに嫉妬
した月が隠してしまった
日食の空 そこから零

れた雫のように

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