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汚れた指先。

[124]  麗花  2007-11-19投稿
はらり、はらりと雪降る日、赤く散り、白く光る彼を前に、笑うしか出来なかった。
ただ『裏切り者。』
そう呟いていたらしい。

これからの物語は、日向麗花のノンフィクションストーリーです。

毎日のように褐色に染まった庭を見ていると、公園に行きたくなった。
公園まで10分。
てくてく歩いていても周りにはぱっとしない色がない。
そうこうしていると華やかなコンクリート公園に着いた。
着いた...なにがしたかったのだろう。
目の前の華やかさに押されるように木製の椅子に座る。
日が落ち夕方。また褐色を見ることなった。
目の前に青い蝶とすれ違う。
好奇心にかられ、捕まえた。
エメラルドに輝いている蝶に心が奪われた。
もがいている蝶。
それさえも美しくみえる。
何か自転車が近づいてくる。
青蝶・夕焼けときたら王子様。

そう期待しつつ彼を見つめた。

やっぱり目の前に止まる。
来た!

王子様は私に声をかけた。
『なにしてんの?』
『え?』声がでない...
『虐待魔』
王子様は立ち去った。

私はどうやって帰ったか忘れてしまった。

私な手には、王子様が自転車をお止めになった時に落ちた鍵をもっていた
次の日、王子様とまた出会うことになる。

早朝、学校到着。
『お〜す。レイ。』
向こうからバタバタ走ってくる男が日渡亜紀。
『おはよう。てか、うっさい。』
『ひどいよん...。』
相変わらずかわいい亜紀の後ろからまた走ってくる。
『レイ〜。雪が...。』
『朝から泣くな!朝はおはようっね。』
『おはようございます。雪が俺のイチゴ食べた。』
『・・・』
こいつが藤池楓。
『そもそも俺のだ。』
相変わらず存在感の無いやつが、兄:藤池雪。
『いつからあたしの後にいるの。』
『亜紀と一緒にいたが、あいつ走ったからちょい遅れた。』
『そ。』
くだらない会話をしながらもクラスに着く。

『おはようございます!』
女の子が私に声をかける。
『おはよう。』
周りが黄色い声をあげる。
(あたしも女なのに。)
『すみません。今日は転入生が...』
『ん?』
ベランダ側の1番後ろの私の席に誰かが寝ている。
綺麗な男。
『ねぇ。そこあ・た・し・の。』
『んぁ?...おはようだろ。』

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