遊び人-1-
好きで好きでたまらなかった。あいつと別れて私は軽い女になった…
「カナぁぁ、電話よ。」
母が下から呼ぶ。二階の部屋にいた私は急いで階段を降りた。
「誰から?」
母に聞くとニヤケた顔で
「男の子から。」
と一言言い私に気をつかったのか台所へ行った。
『男?陸(元カレが)とは別れたし…誰?』と思いつつ保留ボタンを押し受話器を持った。
「はい。カナですけど…」
少し緊張気味で話ながらどうせ陸からだろうと変な予想をしていた、が…
「おれ、わかる?ってわからないよな。二組の有田雄二だけど…」
受話器から聞こえた声は聞き覚えのない声だった。
一気に私は混乱した。
『なんで?なんで?』
と自分に問いかけ言葉が出なかった。それもそのはず彼は私と全然タイプの違う言わば【不良】だった。
私のドキドキは怖さからくるドキドキだった。
「なんかしたかな?」
私はわけのわからない返答をした。
「ごめんな。突然に。あんな俺お前が好きやから付き合って」
「………えぇぇぇ!!」
更に頭が真っ白になった。少し沈黙のあと
「考えさせて」
と伝え電話を切った。何がなんだか分からず部屋に戻った。
「カナぁぁ、電話よ。」
母が下から呼ぶ。二階の部屋にいた私は急いで階段を降りた。
「誰から?」
母に聞くとニヤケた顔で
「男の子から。」
と一言言い私に気をつかったのか台所へ行った。
『男?陸(元カレが)とは別れたし…誰?』と思いつつ保留ボタンを押し受話器を持った。
「はい。カナですけど…」
少し緊張気味で話ながらどうせ陸からだろうと変な予想をしていた、が…
「おれ、わかる?ってわからないよな。二組の有田雄二だけど…」
受話器から聞こえた声は聞き覚えのない声だった。
一気に私は混乱した。
『なんで?なんで?』
と自分に問いかけ言葉が出なかった。それもそのはず彼は私と全然タイプの違う言わば【不良】だった。
私のドキドキは怖さからくるドキドキだった。
「なんかしたかな?」
私はわけのわからない返答をした。
「ごめんな。突然に。あんな俺お前が好きやから付き合って」
「………えぇぇぇ!!」
更に頭が真っ白になった。少し沈黙のあと
「考えさせて」
と伝え電話を切った。何がなんだか分からず部屋に戻った。
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