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こころ〜千本の針と涙

[115]  そら  2007-11-19投稿
学校帰りの夕方、電車をおりる人の足は早くなる。家までの帰りどこと無く淋しくなってしまう。
帰り道に彼氏の勇(ゆう)にメールをうつ。
[今帰りでだよ!もう、仕事終わったかなぁ?]
メールを送ってから携帯を開けてみるのも5回目
。返事こないなぁ。
家につきとうとう、返事は来なかった。
誰もいない家に帰り、一人淋しくカップラーメンを食べる。携帯を開けたまま横に置き、連絡をまつ。
ブルブルブルっ
携帯バイブの音に心が一瞬ドキッとなる。
あ!勇からだ!と、期待したのはほんのひと時だった。「もしもし里沙(りさ)?」
かかってきたのは、同じ高校の友達だった。
「まいちゃん!どーしたの?」
「明日さぁー、京都いかへん?さおりとかみんなで行くんやけど」
「あーそうなんやぁ」
一瞬返事に困った。
しばらく間をあけ、里沙が答える。
「ごめん無理だわ!勇のとこ行くから」
「あーそうなんや!デートかぁ〜。ほなしゃーないね」
「うん、、、ゴメンネ、また誘ってよ!」
里沙がそう言い電話を切る。

はぁ〜。
食べかけのラーメンを流しに流し、ため息つく。
メール返事ないなぁ。
しかたなく、里沙は勇に電話してみる、が、コールが長く響くだけだった。まだ仕事なのかな?
急に来いって言われる事があるから用意でも、しておこう!と、里沙は思いシャワーを浴びる。
お風呂からでると携帯が光ってる。
もしかして!
里沙の予想どおり、勇からの電話の不在着信だった。里沙は急いでかけ直す。「もしもし勇?ごめんお風呂入ってて、、」
受話器の向こうから聞こえる勇の声は、恐ろしく低くいものだった。
「なんで電話でーへんねん?」
慌てて答える。
「ごめん。お風呂入ってて、、、」
「は?嘘つくな!証拠あんのか?もう、いい!
じゅーな」
何も言う間無く電話が切られてしまった。
里沙は、電話を耳にあてたまましばらく時間が止まったかのようにボー然としていた。

どーゆう事?
私はお風呂入ってたよ?
慌ててもう一度、勇にかけ直すが、電話はつながらない。

、、、、、。
いてもたってもいられなく、慌てて化粧をして、外へでる。
いますぐ会って誤解とかなきゃっ。
勇の家は電車に乗って30分ぐらいのとこだった。
家にいるかわからないけど、とりあえず話したい!

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