携帯小説!(PC版)

トップページ >> 恋愛 >> 年下の彼

年下の彼

[421]  なつ  2007-11-20投稿
今日は友人と出掛け帰りが遅くなった。
「今日は遅くなったから夕飯はあそこでいいよね?」と友人。
その店はあまり行く事のない店。
一人の若い男の子が注文を聞きに来た。
「ご注文は?」
私は彼を見た時、ドキッとしたのを覚えてる。
まだ年は10だいかなぁ…私はもう30歳になる。

恋人のいなかった私は、自分の年の事を忘れ彼に恋をしてしまった。

ある日、また同じ友人と出掛けることがあり、その店に行く事になった。
その日も彼はいた。

「いつもこの時間にいるの?」
「はい。だいたいはいます。」
初めて交わした言葉だった。

それから何回か店に通うようになり、彼と話をするようになった。

こんな子と付き合えたら…。
絶対に叶うはずのない片思いだった。
今まで付き合ってきた人は年上ばかり。
年下なんて興味もなかった。弟みたいで…。

でも、ふと、彼のことを考えてしまう自分がいる。
これって恋?

私は思い切って彼に気持ちを打ち明ける事にした。
「こんなおばさんに言われても嬉しくないし、迷惑かもしれないけど、あなたの事好きになりました。」
突然の事でビックリした彼。
少しの沈黙が続いて彼が「俺も話してるうちに何となく気になってて、また来るかな?もう来ないかなってずっと思ってた。」少し間をおいて
「俺…今付き合ってる彼女がいる。別れて付き合い。少し待ってほしい。」それが彼の返事だった。
あれから1年。

結局、彼は私の元には来なかった。
店も辞め、きっと彼女とうまくやっているのだろう。
もうあの店にも行く事はないだろう。

感想

感想はありません。

「 なつ 」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

新着小説作品

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス