純哀
小五郎 Side
私は12も歳の離れた姉を愛していた…だが私の愛は報われない、私は姉をふっ切るように21で妻と結婚した、それから月日はたち、私が26の時には妻には愛情が無くなっていた、最初から余りなかったが、少しはあった愛情が無くなってしまったのがいつかは自分でもよく分からない、でもあえて言うなら妻は子供が出来ない体らしい、その話しを聞いた時は流石にショックだった、そうその時までは私は妻を少しは愛していたんだなーと思う、ハハ、だなーと思うなんてまるで他人事みたいで少し可笑しく思えた、私は妻にも愛情が湧かないし、自分にも愛情が湧かない…自分が自分と言う登場人物を見ている感じの宙ぶらりんな毎日、今まで私は姉以外で生きている実感の無いまま生きてきた、妻と結婚したのも愛してるという感情からではなかった、ただ大好きな姉をふっ切る!という逃げ道が欲しかっただけ、そんな私に事件が起こった!姉の自殺という最悪の事件が…
5ヶ月前
妻{はい、もしもし間宮です、えーと主人ですか?はい、分かりました、すぐに連絡を取ります}
トルルル
●なんだ?…そんな…姉さんが死んだ…!!!すぐに行く
姉が自殺をした、私の唯一の心の平穏が…母が死んでから自分はいつも苦労をして、私を面倒見てくれた姉、顔は綺麗なのに化粧もせず私の面倒ばかりを見てくれた姉… そんな姉が…何故…
妻{アナタ大丈夫?お姉さんがまさか亡くなるなんて…}
妻が私の心配をしてくれているが…私には妻の声すら苛立つ
妻{アナタ?}
●なんだ!
多分今の私の声は妻を怒鳴るように言ったと思うが今はどうでもいい
妻{ごめんなさい、少し心落ち着けるために御飯でも食べに行かない?}
妻が何を言ってるかは聞いていなかった、ただ何故あの姉が死んだのか、それだけが知りたくて…
私は12も歳の離れた姉を愛していた…だが私の愛は報われない、私は姉をふっ切るように21で妻と結婚した、それから月日はたち、私が26の時には妻には愛情が無くなっていた、最初から余りなかったが、少しはあった愛情が無くなってしまったのがいつかは自分でもよく分からない、でもあえて言うなら妻は子供が出来ない体らしい、その話しを聞いた時は流石にショックだった、そうその時までは私は妻を少しは愛していたんだなーと思う、ハハ、だなーと思うなんてまるで他人事みたいで少し可笑しく思えた、私は妻にも愛情が湧かないし、自分にも愛情が湧かない…自分が自分と言う登場人物を見ている感じの宙ぶらりんな毎日、今まで私は姉以外で生きている実感の無いまま生きてきた、妻と結婚したのも愛してるという感情からではなかった、ただ大好きな姉をふっ切る!という逃げ道が欲しかっただけ、そんな私に事件が起こった!姉の自殺という最悪の事件が…
5ヶ月前
妻{はい、もしもし間宮です、えーと主人ですか?はい、分かりました、すぐに連絡を取ります}
トルルル
●なんだ?…そんな…姉さんが死んだ…!!!すぐに行く
姉が自殺をした、私の唯一の心の平穏が…母が死んでから自分はいつも苦労をして、私を面倒見てくれた姉、顔は綺麗なのに化粧もせず私の面倒ばかりを見てくれた姉… そんな姉が…何故…
妻{アナタ大丈夫?お姉さんがまさか亡くなるなんて…}
妻が私の心配をしてくれているが…私には妻の声すら苛立つ
妻{アナタ?}
●なんだ!
多分今の私の声は妻を怒鳴るように言ったと思うが今はどうでもいい
妻{ごめんなさい、少し心落ち着けるために御飯でも食べに行かない?}
妻が何を言ってるかは聞いていなかった、ただ何故あの姉が死んだのか、それだけが知りたくて…
感想
- 8112: よく出来てる! [2011-01-16]