携帯小説!(PC版)

トップページ >> 恋愛 >> 甘いワナ?

甘いワナ?

[239]  夢月  2007-11-21投稿
俺は臆病者だ。


フラれるのが恐かった。

だから、他に気になる子がいても、断られそうな彼女を選んだ。


放課後、さりげなく彼女を体育館裏に誘った。

そして、彼女にもっともらしく告白する。

人生初の告白だが、緊張と後ろめたさしか感じなかった。


彼女が頬を赤らめ、困ったように上目遣いで見つめてくる。

急に後悔の念が襲ってきた。

フラれないために彼女を選んだのに、彼女に首を横に振って欲しかった。


だが、彼女は

「私で良ければ…」

と言って、ほんの少し微笑んだ。


その笑みに、俺は言葉もなく、しばらく見惚れた。

後ろめたさよりも、愛しさが押し寄せてくる。


俺は、この時、初めて彼女に恋をした。

感想

感想はありません。

「 夢月 」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

新着小説作品

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス