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KIJIN-鬼神-〜序章〜?

[168]  若狐  2007-11-21投稿
周りには砂漠しかなく、一番近い町までかなりの距離の町。
私はその町の一番中心らへんの酒場兼宿屋の店に働いている。
年は17だけど見た目より大人びていて、25ぐらいに見られるので酒場でも働いている。(断じて老けているのではない)
元々こんな町に来るのは旅人ぐらいだし、町には宿屋と呼べるのはここしかないので、そこそこ繁盛している。
たまにお客が問題を持って来るぐらいで、まぁ平和と言えば平和な生活を過ごしていた。
だが、ある日突然『アイツ』がやって来て、私の平穏を崩していった。

まさに全てを壊しつくす荒ぶる神『鬼神』の様に・・・



『その日』は得に何も変わらず数名の旅人が昼食を食べながらお互いの旅話をしていた。
「こないだ行ったここから西に行った町、あそこは最悪だったね。飯が虫ばっかだったよ。おまけに携帯食料がどこにも売ってなくて大変だったよ。ここに着くのが1週間ぐらい遅れたらどうなっていたことやら。」
「それは災難だったねぇ。町によっちゃ食文化が違うしね。でも僕なんか滞在していた町が盗賊に襲われたことがあるよ。いやぁ、あの時は大変だったよ。急いで逃げたから何もなくてすんだよ。」
「それぐらいいいじゃないの。私なんか訪れた町がちょうどNBに襲われてましたのよ。」
「NBを見たのかい?それはすごい。俺はまだ一度む見たことがないんだ。」
「そんなに良いもんじゃありませんよ。危うく死にそうでしたわ。」
「僕も見たことありますよ、すごく遠くからですけど。なんか気持ち悪いですよね?」
3人の話が聞こえてついため息をついてしまった。
『NB』とは、『NoBody』と呼ばれるもので、さまざまな形をしていて一つの形にとどまらず人の形にもなれるが、決して人ではなく、動物と呼ぶのもおかしく、幽霊のように突然現れたり、消えたりするので、
『なんでもないもの』
『存在しないもの』
と呼ばれ、『NoBody』通称『NB』となったのである。
NBは、ときどき現れどこかの町や旅人を襲っている。
今までこの町には現れてはいないが、いつか現れたら、と不安がないと言えば嘘になる。
だから、私は旅人達のこの様な会話を聞くと憂鬱になる。
そんな感情を抱いていた時、また旅人らしき人が一人入って来た。

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