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[128]  kao sato  2007-11-21投稿
 出会いは携帯だった。某女子高に通うマオはクリスマスも女友達と過ごすほど、出会いもなく毎日を過ごしていた。
そんなある日、携帯が鳴った。知らない番号。元カレ?男友達?そんな期待をしながら携帯を取った。
「もしもし?」
「あー俺。わかる?」ん?誰だろう。声は聞いたことないような…あるような…。
「シンジ?」
「ちがうよぉ。俺」
間違えたと思い、恥ずかしくて顔が熱くなってきた。
「わからないよぉ。誰?」 「ゴウ」 「は?」 知らない名前だったので、ちょっと力が抜けた。間違い電話かぁ。 でも、ゴウと言うその男は話しがおもしろく、気付くと二人は二時間も話していた。時計は夜中の一時 「今から会わない?」 ゴウの突然の発言。見ず知らずの男の人と夜中に会う…それはどんなことになるか高校生のマオにだって想像出来た。
「えっ?今から?……無理だよぉ」
ゴウに会ってみたい気持ちは正直あった。でも怖いというのも本当だった。
それから一時間。時計は夜中の二時。マオはゴウに会いたい気持ちが強くなっていた。
「会ってみる?」 気付くと、マオの口からそんな言葉が出ていた。会いたい気持ちが押さえられなくなってた。
 ゴウは偶然にも近所に住んでいた。マオはゴウの住むアパートの近くまで行くと、着いたとメールで知らせた 暫くすると、ゴウがやってきた。結構かっこいい。それが初めての出会いだった。
ゴウは新聞配達をしながら専門学校に通っていて、マオはそんなゴウに惹かれていった 知れば知るほど好きになった。
けど、ゴウは違った。ゴウには好きな人がいて、マオはただの寂しさを埋めるだけの存在だった。マオはわかってた。それでも良かった。ゴウと一緒にいられたらそれで。
どれくらい月日は流れたのだろうか。その日は来た。ゴウは、マオをアパートに呼ぶと別れを告げた。アパートに来るまでの道のりでマオは覚悟していた。でも、受け止めたくなかった。嫌だと素直に言えたら変わっていたのかな。けれどマオの口からは…
「わかった…」
の一言しか出なかった バス停までがあっと言う間だった。まだ一緒にいたい…そう思ったマオは、最後にひとつワガママを言った。 「次のバス停まで送って」
本当は離れたくないって言いたかった。 バスは来てしまったマオはバスに乗ると、涙が止まらなかった。 ゴウが好きだ

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