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ただ、愛してるlove.16

[138]  きてぃ  2007-11-21投稿


桜の話を聞いて、ふと思った。

「じゃあ…最初にあたしに話かけてきたのも、あたしが大沢太陽の妹だったの知ってたからなの…?」

答えなんて聞きたくなかった。
もしそうだったら、あたしはただの、桜がお兄ちゃんに近づくためにいる“道具”に過ぎないんだよね、、?


「…ごめんなさい。最初は知ってたの。でも、」

「もういい」

聞かなくても分かってた。
分かってたのに、直接言われてみると、きつい、つらい、悲しい、、
裏切られたわけじゃない。
でも、ショックで悲しい。



気がつけばあたしはひとりで公園にいた。
学校から家へ帰る道の反対方面の小さな公園。

家に帰って、お兄ちゃんと顔を合わすことを考えると、なんだか気まずくて帰りたくない。
お兄ちゃんに冷たく当たるかもしれないから、、。
とにかく、ひとりでいたい気分。
だから、ここで時間を潰すことにした。


何時間立ったのかな、?

ケータイの時計を見ると、夜10時を回っていた。
こんなに時間経ったっけ…
10時を回ったら、いつもなら家に連絡を入れてた。
まじめってわけじゃないけど、親に心配かけたくなかったから、、
けど、今日は連絡をしない。
誰かの心配ができる余裕がないから、

11時になると、さすがに家から電話がきた。

とらなかった、、

次にお兄ちゃんから、
次に友達から、、



すべての電話をとらなかった。

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