携帯小説!(PC版)

[172]  MOE  2007-11-21投稿
あれから5年…     あたし結婚したよ。   忘れられない思いを秘めたまま…         今どこで何をしているかさえ、もう知る事はない。 もう一生逢うことはない。思い出すには思い出が少なすぎて…  
あたしが辛く、極限状態になると決まって夢に出てきた修。いつも声は出さないで、ただ笑ってあたしの手を強く握った。  たったそれだけの夢…  それだけが支えで生きてきた3年だったよ。
修がいなくなってから、全ての景色には色がなく、美味しいものも、美味しいと感じなくなった…    このまま、夢に出てくるあなただけを支えに一人で生きていきたいと思った。
けど、いつからか、あたしの手を握ってくれることがなくなったね。    そうやって背中押してくれたんだね。前を見て歩きなさいって…        そしてあたしは今の旦那さんと出会ったよ。修には見えていたんだね。    あの5年前のクリスマスの日から、自分の時間を止めてしまったあたしの事が…

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