メール恋
「4年経ったら迎えに行くから。」
そう言って私たちは離れた。
中3の夏…
最初から遠距離が続くなんて思ってもなかった。
私たちの出会いはクラスが同じになった時。中2の春。
全く話そうとも近付こうともしていなかった。
私には片思いの人がいたし、叶わぬ恋を夢見てた。
私たちが話すきっかけになったのは七夕の日。
その日私はいつものように友達と遊んでいた。
「プリクラ撮ったし…やることないなぁ↓↓」
「ぁ!ぅち斗麻と話してみたいねんけど!あやちゃん仲良しやったやんな?」
「じゃあ携帯貸して☆」
買ったばかりの新しい匂いのする携帯をあやちゃんに渡した。
「どうするん?」
「ん?…ぁ!違った☆やっぱ返す!」
あやちゃんは自分のケイタイでメールを送った。
「さき、携帯貸して☆」
「はい。」
私のケイタイが鳴った。
「もし??今何してる?」
あやちゃんが電話をしている間、私はメールの内容が気になった。
[なぁ?、何てメールしたん??]
あやちゃんは誰かと話しながらあやちゃんのケイタイを私に渡した。
『今何してるん?この番号に電話して。』
(あ…斗麻君からの電話。)
「さき、行くで!」
「どこに??」
「斗麻たちのとこ☆団地の駄菓子屋らへんにおるって」
好きでもなく、ただ友達になりたいと思っただけなのに、なぜかドキドキした。
(斗麻君と…誰やったっけ?)
4人でずっと話していた。
とは言うものの、時間は遅かったし、人見知りのある私は、あまり話さずに帰った。
「あやちゃん、この番号が斗麻君?」
「やろ?メール送ったら?」
「うん。家帰ってから。」
なんとなく、ワクワクしながらメールを打った。
『さきです。登録しといてね。えっと…ごめん。まだ名前覚えてなくて…名前なんやったっけ?』
すぐに返事が返ってきた。
『坂井拓斗。』
そう言って私たちは離れた。
中3の夏…
最初から遠距離が続くなんて思ってもなかった。
私たちの出会いはクラスが同じになった時。中2の春。
全く話そうとも近付こうともしていなかった。
私には片思いの人がいたし、叶わぬ恋を夢見てた。
私たちが話すきっかけになったのは七夕の日。
その日私はいつものように友達と遊んでいた。
「プリクラ撮ったし…やることないなぁ↓↓」
「ぁ!ぅち斗麻と話してみたいねんけど!あやちゃん仲良しやったやんな?」
「じゃあ携帯貸して☆」
買ったばかりの新しい匂いのする携帯をあやちゃんに渡した。
「どうするん?」
「ん?…ぁ!違った☆やっぱ返す!」
あやちゃんは自分のケイタイでメールを送った。
「さき、携帯貸して☆」
「はい。」
私のケイタイが鳴った。
「もし??今何してる?」
あやちゃんが電話をしている間、私はメールの内容が気になった。
[なぁ?、何てメールしたん??]
あやちゃんは誰かと話しながらあやちゃんのケイタイを私に渡した。
『今何してるん?この番号に電話して。』
(あ…斗麻君からの電話。)
「さき、行くで!」
「どこに??」
「斗麻たちのとこ☆団地の駄菓子屋らへんにおるって」
好きでもなく、ただ友達になりたいと思っただけなのに、なぜかドキドキした。
(斗麻君と…誰やったっけ?)
4人でずっと話していた。
とは言うものの、時間は遅かったし、人見知りのある私は、あまり話さずに帰った。
「あやちゃん、この番号が斗麻君?」
「やろ?メール送ったら?」
「うん。家帰ってから。」
なんとなく、ワクワクしながらメールを打った。
『さきです。登録しといてね。えっと…ごめん。まだ名前覚えてなくて…名前なんやったっけ?』
すぐに返事が返ってきた。
『坂井拓斗。』
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