ディフェンド ”衝撃” 36
本当に嘘・・・だったのか・・・?
俺達を裏切ったのか・・・?
どうすればいいんだ・・・?俺達・・・―――。
『・・・ご』
・・・?
『・・・いご』
誰だ・・・?
「啓吾っ」
啓吾が目を覚ますと、目の前には翔と舞の姿があった。
「お、御前ら・・・、無事だったのか」
「あったりめぇだろ!」
「それより、龍華さんは?」
舞が言うと、啓吾は黙り込んだ。
「裏切られたの・・・」
怜が言う。
「!」
「龍華さんは、私たちで遊んでたみたい・・・―――」
「・・・」
「でも・・・」
舞が言う。
「信じよう・・・。最後まで」
「え・・・?」
「信じよう。龍華さんのこと」
「でも・・・―――」
「大丈夫だよっ!それより、藻先生の所に行こ?」
「そぉだな。いろいろ言わなきゃいけない事があるし」
「じゃ、行くぞ!」
「あ。待ってくれ・・・。儘が・・・―――」
「はいはい。分かってるよ!」
そして、俺達は巨大な蝶にのり『スィークレット・カムパニー』へ向かった。
―スィークレット・カムパニー―\r
「藻先生。いろいろ話たいことが・・・―――」
啓吾たちが建物の中に入り、ドアを開けた。だが・・・。
「な、なんだよ・・・これ・・・?」
啓吾達の目の前には、建物内の関係者が倒れている姿が目に入った。
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