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メール恋?−完

[289]  さき  2007-11-21投稿
「愛してる。」


その言葉が心に響かなくなってきた。
自分の心が病んでしまったから。


私は嫌われることを願った。


斗麻君に好きって言葉をほのめかした。

予想通り、拓斗君に話しは伝わった。




それは私が引っ越すちょっと前。





「もっと誠実な人だと思ってた…」



何を言われても心には届かない。


もしこの時期じゃなかったら、まだ続いていたかもしれないね。

行動を抑制して、なんとか機転回って…



だけど、中3になったばかりの私は、自分守るのが精一杯だった。



自分って何だろう…


それを考えるので精一杯の時期だった。




そして私たちは離れた。
まだ付き合ってるままの状態で私は遠くへ行った。


中3の夏。



最初は電話もあった。
メールも、手紙も。


手紙は全部で3通。
返事は返さず、その手紙は庭に埋めた。

『拓斗君に告白された。代わり求めてる感じしたから断ったけど…』


友達がそう言ってた。



だから庭に埋めた後、最初で最後の手紙を送った。


『今はもう純粋な恋してるから。』




アドレスを変えた。
一度だけ電話があった。


「今は彼氏作ったりしていいけど、4年経ったら迎えに行くから。」







音信不通になって4年。



私は幸せです。


少し前まではあなたを待ってました。
初めて付き合った人だから、初めてキスして、大人の真似ごとやって…




だけど、やっぱり運命の人ではなかった。
遠距離になってすぐに私の親友に告るぐらいだもんね。

悲しかったんだ。
あの時の自分の感情が無駄だった気がして…



だから今の彼氏とは、8ヶ月になるけど大人の真似ごとやってない。なんか怖くて…

あの頃の自分がブレーキかける。


けどあなたのおかげで、今は

「愛してる」

って言葉がどれほど重いものかを知ることができています。




私の成長の大事な時期、一緒に笑ってくれてありがとう。
いろいろあったけど、楽しかったよ。

幸せになってね。

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