dis-[31]
〜第一司令室〜
怜子「イヴェリス両機とパイロットの状態は?」
管野「共に問題ありません。」
戦闘準備は着々と行なわれていた。
怜子「よし。歩、水夏準備はいい?」
歩『はい』
水夏『いつでもっ!』
通信モニターから返事が戻る。
怜子「では、イヴェリスタイプセガ機・ヴァイ機両コックピットにパシザーイオン展開!パシザー開始!!」
管野「イオン展開!展開率55……76……93……完了!!」
柳「パイロット、パシザー開始しました!」
水夏『――っ(集中…)』
歩『―――』
2人とも精神を研ぎ澄まし集中する。
浜名「セガ機パシザー率68……76%……確定!」
管野「パシザー率74%…ヴァイ機確定しました!」
柳「両機パーセントライン到達!起動完了!!」
司令室の空気も少しだけ和み、怜子の表情にも安堵がうかがえた。
水夏『――74か…低いわね…』
不満な面持ちでつぶやいた。
歩『日頃の行いのせいじゃない?』
キョトンとした声で対応する。
水夏『行い〜?そんなモンで変わりゃしないわよ!!』
歩『否定しないんだ?』
水夏『歩あんたねぇ〜っ』
怜子「2人とも、緊張感持ちなさい。訓練してきてるとはいえ、街中では初でしょ?海岸や、山林のように人の住んでいないところとは違うわよ?」
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