「会いたい」が言えなくて‥?
いつからか‥
彼が笑わなくなった‥
どーして‥
私の目を見ないの?‥
「ねぇ、仁くん!来月ガンバッテみよっか!」
少し間があった。
「‥今、あんま欲しくねぇかな‥」
うつむいたまま彼は言った。
(なんで‥?あんなに欲しがってたのに、なんで急に‥?)
「あっ、そーなんだ‥また欲しくなったら言ってよね!」私は精一杯、明るく答えた。
結婚して5年、やっと子供が欲しくなってきて、子作りに励んで早10ヵ月‥
子供なんて避妊しなきゃすぐ出来ると思っていたのに、甘かった。
なかなか出来ないもんだな‥
毎月きちっと生理が来て、その度にちょっと鬱に入る。
精神的に滅入ってたから一ヶ月あけてみたのに‥
どーして?
なんで仁くんあんな事言ったんだろう?
そー言えば、最近仁くんの笑った顔見てない気がする‥
あれから更に一ヶ月、また私は恐る恐る、同じ質問をしてみた。
「仁くん、赤ちゃんどーしよっか?‥」
また少し間があった。
「今はまだいらねーかな‥」
また私を見ない。
「どーして?」
「‥わかんねー」
もう何も聞けなかった。
恐かった‥
何かが狂い始めてる‥
数日後、彼の携帯の請求書が届いた。
2万5千円!?
いつもの倍以上だった。
「仁くん、今月すごく高いよ〜!ピンチ〜!」
少しおおげさに言ってみた。
「あぁ、今月は会社でよく使ってたから‥請求したら戻ってくるしな‥」
「うん‥」
確かに彼の会社は、毎月明細書を会社に提出すれば、少しは戻って来るけど‥
それにしても‥?
私のモヤモヤはピークに達していた。
その数日後、明細書が届いた。
その夜、どーしても胸騒ぎがして、私は夜中にベットを抜け出した。
いつもはちゃんと見た事がなかった明細書‥
あれを見れば、きっとはっきりする‥
隣りの部屋の電気を付けると、机の上に置いてあったはずの明細書が無かった。
(仁くんだ‥)
私はすぐに彼のカバンを開けた。
やはり明細書が入っていた‥
(ホントに見ていいの‥?)
私は自分に問い掛けた。
(これでスッキリする!大丈夫だよ!何もないよ!だってあんなにも仲良しだったのに‥)
呪文の様に、私は何度も心の中で唱えた。
でも、ホントはわかっていた‥
私の予想通り、そこには見知らぬ番号があった。
同じ時間‥
同じ番号が‥
毎日の様に‥
彼が笑わなくなった‥
どーして‥
私の目を見ないの?‥
「ねぇ、仁くん!来月ガンバッテみよっか!」
少し間があった。
「‥今、あんま欲しくねぇかな‥」
うつむいたまま彼は言った。
(なんで‥?あんなに欲しがってたのに、なんで急に‥?)
「あっ、そーなんだ‥また欲しくなったら言ってよね!」私は精一杯、明るく答えた。
結婚して5年、やっと子供が欲しくなってきて、子作りに励んで早10ヵ月‥
子供なんて避妊しなきゃすぐ出来ると思っていたのに、甘かった。
なかなか出来ないもんだな‥
毎月きちっと生理が来て、その度にちょっと鬱に入る。
精神的に滅入ってたから一ヶ月あけてみたのに‥
どーして?
なんで仁くんあんな事言ったんだろう?
そー言えば、最近仁くんの笑った顔見てない気がする‥
あれから更に一ヶ月、また私は恐る恐る、同じ質問をしてみた。
「仁くん、赤ちゃんどーしよっか?‥」
また少し間があった。
「今はまだいらねーかな‥」
また私を見ない。
「どーして?」
「‥わかんねー」
もう何も聞けなかった。
恐かった‥
何かが狂い始めてる‥
数日後、彼の携帯の請求書が届いた。
2万5千円!?
いつもの倍以上だった。
「仁くん、今月すごく高いよ〜!ピンチ〜!」
少しおおげさに言ってみた。
「あぁ、今月は会社でよく使ってたから‥請求したら戻ってくるしな‥」
「うん‥」
確かに彼の会社は、毎月明細書を会社に提出すれば、少しは戻って来るけど‥
それにしても‥?
私のモヤモヤはピークに達していた。
その数日後、明細書が届いた。
その夜、どーしても胸騒ぎがして、私は夜中にベットを抜け出した。
いつもはちゃんと見た事がなかった明細書‥
あれを見れば、きっとはっきりする‥
隣りの部屋の電気を付けると、机の上に置いてあったはずの明細書が無かった。
(仁くんだ‥)
私はすぐに彼のカバンを開けた。
やはり明細書が入っていた‥
(ホントに見ていいの‥?)
私は自分に問い掛けた。
(これでスッキリする!大丈夫だよ!何もないよ!だってあんなにも仲良しだったのに‥)
呪文の様に、私は何度も心の中で唱えた。
でも、ホントはわかっていた‥
私の予想通り、そこには見知らぬ番号があった。
同じ時間‥
同じ番号が‥
毎日の様に‥
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