携帯小説!(PC版)

トップページ >> 恋愛 >> うさぎ−1

うさぎ−1

[265]  さき  2007-11-23投稿
うさぎは寂しいのがきらいです。

だからいつもうさぎの周りには友達がたくさん囲んでいました。


うさぎは仲間意識がとても強い子でした。

仲間の悪口を言う子には、その人もいいところがあるのだと、必死に言い続けました。

寂しい思いをしたくなかったからです。

誰一人欠けてほしくなかったのです。



ある日うさぎは出会いました。

同じ仲間意識の強い、あらいぐまに。

あらいぐまの周りにいる人たちは、いつも笑顔であふれていました。





うさぎはあらいぐまに恋しました。

何でも笑ってやり過ごし、みんなを笑顔にさせる。

あらいぐまの得意分野は、うさぎが憧れていたものでした。






うさぎとあらいぐまは想いが通じ合い、付き合うことになりました。



あらいぐまは、みんなに好かれているうさぎに恋をしたのです。




似た者同士の二人は、毎日笑顔で過ごしました。





とても幸せでした。




うさぎは少しずつ、仲間との距離を感じるようになりました。

仲間もまた、うさぎと距離を感じていました。


うさぎはいつの間にか
仲間よりも、あらいぐまとの時間を多く過ごしていました。

だから仲間の異変に気付きませんでした。

いつの間にか、仲間全体が薄い関係になってしまっていた。


うさぎは広く浅くを通していたから、離れていく友達を
ムリに引き止めることができませんでした。



あらいぐまは毎日うさぎのところへやってきました。


少しずつ、会話が減ってきました…



感想

感想はありません。

「 さき 」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス