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うさぎ−2

[248]  さき  2007-11-23投稿
時間には限りがあるから、長く話すことはできません。

うさぎと離れたあらいぐまは、近くにいる友達と話し始めました。



うさぎは思いました


『片思いの時の方がたくさん話してた…』




寂しがりやのうさぎにとっては、とっても悲しいことでした。



寂しい…




うさぎは何度も泣きました



たくさんの涙の数だけ幸せがあると信じて…



けれどうさぎは

寂しいという感情に気付くのが遅すぎました。



『もっとたくさん話したいの。』




この言葉を見つけ出すまで、長い間いろいろな事を我慢していました。


うさぎの我慢が極限に達していることを


うさぎ本人までもが気付いてなかったのです。


うさぎは泣きました



幸せがあると信じて…




涙が枯れるまで泣き続きます。








うさぎは寂しいのが嫌いです。


うさぎが寂しくて死んでしまうという話は


本当なのかもしれませんね。


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