KIJIN-鬼神-〜序章〜?
「父さん、母さん、『当店オススメ 昼食セット』一つね。」
私は、厨房にいる父と母に言った。
昔は、母が注文を取って、父が料理していたのだが、母はだいぶ年なので(もう婆さんってわけじゃないぞ、酒場にでるにはちょっと...ってことだ)今は厨房で父の手伝いをしている。
「あいよ、また新しいお客さんかい?」
と、調理を始めつつ母。
「うん、ディンさんだって、宿泊希望するって。これで四人めだね。いつもより多いや。」
「そうだねぇ、いつもなら宿泊はたまに一人来るぐらいだしねぇ」
「まっ、いいことだよね。」
「クレア、こんなとこで話してていいのか?お客がいるだろうが。」
と、父。
「大丈夫よ。お金はもう貰ってるから、食い逃げなんか出来ないよ。出来るまで待ってる。」
と言い、クレアは近くのイスに座った。
時は戻って、クレアが厨房に行った後の食堂。
ディンはクレアが厨房に行ったのを見てから、一番近いテーブルに座ろうとした。が、
「ちょっとそこのアンタ、こっちで一緒に食べようよ。」
と、男の声がしたのでそちらに顔をむけると、3人組の一人がこっちに手を降っていた。
ディンは得に何も考えた様子もなく、3人組の座っている所に座った。
「アンタもここに泊まるのかい?」
先程話しかけた男が言った。
「そうだけど?」
「そっか、俺らもなんだ。俺ら、ちょうど宿屋の前で会ってね。おっと自己紹介がまだだったな。俺はグランマニュエル、長いからグランでいいぜ。」
「僕はロー、よろしく。」
もう一人の男が言った。
「カーマインよ。あなたは?」
「ディンだ。」
女が尋ねたのでディンは答えた。
「へぇ〜、ディンって言うんだ。よろしくね。」
「所でディンは足はなんだ?」
「足?」
「旅の移動手段のことだよ。俺はホバーバイクだぜ、すげーだろ。」
「まぁた始まったグランの自慢話。ちなみに私はジープよ。食料たくさん詰めるし、いざとなったらテント代わりになるしね。」
「僕はただのバイク。砂の深い所だと進みにくくて。」
「で、アンタは結局足はなんなの。」
「足だよ。」
「「「・・・」」」
聞こえなかったのかと思いディンは再び答えた。
「足・・・だけど?」
「「「・・・」」」
また、聞こえなかったのかと思い再度言おうとした時 ・・・・
私は、厨房にいる父と母に言った。
昔は、母が注文を取って、父が料理していたのだが、母はだいぶ年なので(もう婆さんってわけじゃないぞ、酒場にでるにはちょっと...ってことだ)今は厨房で父の手伝いをしている。
「あいよ、また新しいお客さんかい?」
と、調理を始めつつ母。
「うん、ディンさんだって、宿泊希望するって。これで四人めだね。いつもより多いや。」
「そうだねぇ、いつもなら宿泊はたまに一人来るぐらいだしねぇ」
「まっ、いいことだよね。」
「クレア、こんなとこで話してていいのか?お客がいるだろうが。」
と、父。
「大丈夫よ。お金はもう貰ってるから、食い逃げなんか出来ないよ。出来るまで待ってる。」
と言い、クレアは近くのイスに座った。
時は戻って、クレアが厨房に行った後の食堂。
ディンはクレアが厨房に行ったのを見てから、一番近いテーブルに座ろうとした。が、
「ちょっとそこのアンタ、こっちで一緒に食べようよ。」
と、男の声がしたのでそちらに顔をむけると、3人組の一人がこっちに手を降っていた。
ディンは得に何も考えた様子もなく、3人組の座っている所に座った。
「アンタもここに泊まるのかい?」
先程話しかけた男が言った。
「そうだけど?」
「そっか、俺らもなんだ。俺ら、ちょうど宿屋の前で会ってね。おっと自己紹介がまだだったな。俺はグランマニュエル、長いからグランでいいぜ。」
「僕はロー、よろしく。」
もう一人の男が言った。
「カーマインよ。あなたは?」
「ディンだ。」
女が尋ねたのでディンは答えた。
「へぇ〜、ディンって言うんだ。よろしくね。」
「所でディンは足はなんだ?」
「足?」
「旅の移動手段のことだよ。俺はホバーバイクだぜ、すげーだろ。」
「まぁた始まったグランの自慢話。ちなみに私はジープよ。食料たくさん詰めるし、いざとなったらテント代わりになるしね。」
「僕はただのバイク。砂の深い所だと進みにくくて。」
「で、アンタは結局足はなんなの。」
「足だよ。」
「「「・・・」」」
聞こえなかったのかと思いディンは再び答えた。
「足・・・だけど?」
「「「・・・」」」
また、聞こえなかったのかと思い再度言おうとした時 ・・・・
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