修〜出会い〜
5年前の春… 覚えてる?なんとなく覗いた掲示板にすごく淋しい書き込みをみつけたんだ。
「孤児院育ちは、やっぱり相手にされないのかな…」気付けばあたしは、もう返事を出していたよ。 「そんなことないよ。今まではあなたをちゃんと見てくれる人に出会わなかっただけだから」
それが、名前も顔も知らないあたし達が最初に交わした言葉だったね。
それから二人のメールのやりとりが始まった。 顔を知らない分、何でも話すようになったね。 修は、雪の降る寒い日に孤児院の前に置き去りにされた赤ん坊だったと話してくれた。当時のあたしは、親の有り難さなどわからない人間で…けど、修と話すと自分が両親のおかげで、どれだけ不自由なく暮らしてきたのかがわかり恥ずかしく思えた。
そうやっているうちにあたしたちは、お互いに、お互いを必要だと感じるようになっていた。
逢うことになるまでに、時間はかからなかったね。そして、好きになるのにも…
恋人同士になり、また修に教えてもらった事がありました。家族の愛情を知らない修にあたしは愛情を教えてもらった。ずっと愛されたいと思って生きてきた彼の愛情の深さに驚いたんだ。
毎日、毎日、楽しかったね。周りの景色もキラキラして見えたよ。修と出会ってから道端の小さな花だって愛しく思えたんだ。 あたしは、この時、本当の幸せを手に入れた。
「孤児院育ちは、やっぱり相手にされないのかな…」気付けばあたしは、もう返事を出していたよ。 「そんなことないよ。今まではあなたをちゃんと見てくれる人に出会わなかっただけだから」
それが、名前も顔も知らないあたし達が最初に交わした言葉だったね。
それから二人のメールのやりとりが始まった。 顔を知らない分、何でも話すようになったね。 修は、雪の降る寒い日に孤児院の前に置き去りにされた赤ん坊だったと話してくれた。当時のあたしは、親の有り難さなどわからない人間で…けど、修と話すと自分が両親のおかげで、どれだけ不自由なく暮らしてきたのかがわかり恥ずかしく思えた。
そうやっているうちにあたしたちは、お互いに、お互いを必要だと感じるようになっていた。
逢うことになるまでに、時間はかからなかったね。そして、好きになるのにも…
恋人同士になり、また修に教えてもらった事がありました。家族の愛情を知らない修にあたしは愛情を教えてもらった。ずっと愛されたいと思って生きてきた彼の愛情の深さに驚いたんだ。
毎日、毎日、楽しかったね。周りの景色もキラキラして見えたよ。修と出会ってから道端の小さな花だって愛しく思えたんだ。 あたしは、この時、本当の幸せを手に入れた。
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