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過去と今の間?

[221]  2007-11-24投稿
帰り。
「宇治原,行くぞ。」
浅木クンがファイルであたしの頭を叩いた。
「痛ッ...」
頭を擦りながら浅木クンについていく。
会議室にはまだ生徒会のメンバーしかいなかった。
あたしらは指定された席に座る。
早く始まってくれないかなあ??
「....治原,宇治原。」
浅木クンに呼ばれてた。
「あッ,ごめん。何??」
「お前,なんかいい事あったのか??」
「べ...別に...」
図星をつかれて口ごもる。
「どうせ,瀬上と何かあったんだろ??
お前らメールしてるみたいだし。」
何で知ってるの??
浅木クンに瀬上クンのコトなんて,一言も話したコトないのにッ!!!!
「何で知ってるの??」
「別にいいじゃん。
てか宇治原,瀬上のコト好きなんだろ??」
「えッ...」
瀬上クンが好き??
言えるはずない...
「お前が嫌いでも,瀬上は好きみたいだし。
宇治原のコト。」
「はッ??」
あたしは驚いてしまった。
「な...何言ってんの!?」
とっさにそう言ったけど,嬉しかった。
「宇治原,お前単純だな。
顔がにやけてる。」
浅木クンがいたずらに笑う。
「べ,別ににやけてないもんッ!!」
「顔,真っ赤だよ??」
あたしは自分のほっぺを触る。
「うるさいッ!!!!」
熱いほっぺたを隠すために,机にうつ伏せになる。
笑いながら浅木クンが
「宇治原いじるの楽しいし♪♪」だって。

議会が終わって,あたしは急いで帰る準備をする。
「浅木クン,ばいばい!!」
カバンを持って,一応浅木クンに挨拶をした。
玄関まで行って思い出した。
マフラーがない??
....
あッ,会議室!!!!
あたしは会議室までダッシュした。
階段で浅木クンとすれ違い。
「どうした??」
「会議室にマフラー忘れたのッ!!」
「ふ-ん。」
階段を全部上りきった所で
「宇治原-。」
浅木クンに呼ばれた。
「何??」
あたしは振り返る。
「もしかしてこれ??」
浅木クンがもってたのは,薄ピンクのバーバリーのマフラー。
「それッ!!!!」
あたしは階段を一気に下りる。
「はい。」
「ありがとう(^_^)」
浅木クンからマフラーを受け取った。
近くの時計を見たら17:30。
少しは時間あるなぁ...
あたしは急いで帰った。

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