カーディナル3
「カーレルか。守護様が一体何の用だ?相変わらず第5師団は本陣の護衛か?ご苦労なことだ」
ギリアムは金髪の青年に言い放った。
教会騎士団は5つの団に分かれており、第一師団はギリアムの特攻隊。
第二師団が「漆黒の翼」ハンゾウ率いる侵入部隊。
第三師団「鋼鉄の拳」カイエン隊長の制圧部隊。
第四師団教会騎士紅一点の「聖女」クレアの補給部隊。
そして第五師団の隊長が本陣、神殿の護衛を担当する「守護者」カーレルの護衛部隊である。
ギリアムは平民の出身である。
剣で身を立てるため故郷を飛び出し傭兵となった。
戦場で敵なしと言われたギリアムを教会が放っておく訳がなく、教会騎士に引き抜かれみるみるうちに頭角を表し第一師団の隊長となったのだった。
ギリアムはカーレルが苦手であった。
同じ平民出身のカイエンとはウマがあったがそれが貴族ともなると話は別だ。
カーレルはかの有名なミリオン財団の長男であり時期当主確実と言われていた。幼いころより文学、歴史、兵法などのエリート教育を受け当然のように教会の第五師団の隊長にエスカレーター式に抜擢された。
しかしその実力は確かなもので一度本陣への奇襲でハデナの部隊が神殿に侵入したことがあったが他の部隊は全て出払っており神殿の警護に当たっていた第五師団百名のみでハデナの部隊千人を撤退させるという功績を残している。
それ以来カーレルは「守護者」と呼ばれ一目置かれていた。
特攻隊が教会騎士団の剣であるならば護衛部隊は盾であった。
「貴様は相変わらず計画性がなさすぎる。だいたい大した作戦もなく、敵陣にやみくもに突っ込んで行くなど言語道断!特攻隊のせいで他の部隊が迷惑するのだ....クドクド」
カーレルがギリアムに言った。
「お前の部隊こそいつも本陣の安全な場所でジメジメ、シコシコやりやがって!たまには外にでて戦ったらどうだ?」
ギリアムが負けずに言い返す。
「何だと貴様!我が槍のサビにしてくれる!」
カーレルが槍に手をかけた。
ギリアムも臨戦態勢をとる。
まわりの隊員たちはまたかと言うような顔で呆れている。
そんな二人を後目にハデナとの戦も終わりを迎えようとしていた。
ギリアムは金髪の青年に言い放った。
教会騎士団は5つの団に分かれており、第一師団はギリアムの特攻隊。
第二師団が「漆黒の翼」ハンゾウ率いる侵入部隊。
第三師団「鋼鉄の拳」カイエン隊長の制圧部隊。
第四師団教会騎士紅一点の「聖女」クレアの補給部隊。
そして第五師団の隊長が本陣、神殿の護衛を担当する「守護者」カーレルの護衛部隊である。
ギリアムは平民の出身である。
剣で身を立てるため故郷を飛び出し傭兵となった。
戦場で敵なしと言われたギリアムを教会が放っておく訳がなく、教会騎士に引き抜かれみるみるうちに頭角を表し第一師団の隊長となったのだった。
ギリアムはカーレルが苦手であった。
同じ平民出身のカイエンとはウマがあったがそれが貴族ともなると話は別だ。
カーレルはかの有名なミリオン財団の長男であり時期当主確実と言われていた。幼いころより文学、歴史、兵法などのエリート教育を受け当然のように教会の第五師団の隊長にエスカレーター式に抜擢された。
しかしその実力は確かなもので一度本陣への奇襲でハデナの部隊が神殿に侵入したことがあったが他の部隊は全て出払っており神殿の警護に当たっていた第五師団百名のみでハデナの部隊千人を撤退させるという功績を残している。
それ以来カーレルは「守護者」と呼ばれ一目置かれていた。
特攻隊が教会騎士団の剣であるならば護衛部隊は盾であった。
「貴様は相変わらず計画性がなさすぎる。だいたい大した作戦もなく、敵陣にやみくもに突っ込んで行くなど言語道断!特攻隊のせいで他の部隊が迷惑するのだ....クドクド」
カーレルがギリアムに言った。
「お前の部隊こそいつも本陣の安全な場所でジメジメ、シコシコやりやがって!たまには外にでて戦ったらどうだ?」
ギリアムが負けずに言い返す。
「何だと貴様!我が槍のサビにしてくれる!」
カーレルが槍に手をかけた。
ギリアムも臨戦態勢をとる。
まわりの隊員たちはまたかと言うような顔で呆れている。
そんな二人を後目にハデナとの戦も終わりを迎えようとしていた。
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