フィクションストーリー 真矢部璃花の場合 「その日」3
寝て起きたら、夢でした。
だったらよかったのに
見えない目
動かない足
喋れない口
もどかしい
心の中で何度も謝る
謝罪の日々
翔太は毎日、学校を終えると部活に顔出しして、病院へ来る。
私を恨んでるよね
私のこと嫌いでしょ?
聞きたい
けど、聞けない
文字すら書けない私は何もできない。
(翔太)
「璃花、起きてるか?」
今日も翔太が来た。
私は障害のせいで急に寝ることがある。
私にとって翔太の松葉杖をつく音は、罪を聴かせる。
(翔太)
「晩飯食べないって?ダメじゃないか。おばさん困らせちゃ」
私はご飯も自分じゃ食べれない。
(翔太)
「仕方ないな」
そういって翔太はいつも食べさしてくれる。
その後、学校の話、部活の話をする
翔太はサッカーがなくなったから・・・
違う、私が奪ったから
勉強をがんばってると言っていた。
大学はスポーツ推薦がきまっていたのに、試験を受けなきゃいけない。
部活の話はいつも
「あいつら僕見ると泣くんだよ」という。
サッカー部のみんなやクラスのみんなは、一度お見舞いに来てくれた。
嬉しかった
けど、翔太が部活の話をする時はどこか寂しげ
私が奪った左足、私が奪ったサッカー。
けど翔太は言う。
「足がなくてもサッカーがなくても、僕には璃花がいるから」
私はつらい
私以上に翔太はつらい
見えない目
動かない足
喋れない口
伝わらない言葉
翔太の気持ちは一方的
私も翔太がいれば
何もいらないよ
「しょうら」
(翔太)
「璃花?今喋った?」
「おばさん!璃花が喋った!」
伝えたい
自分の言葉を・・・
あなたに
続く・・・
だったらよかったのに
見えない目
動かない足
喋れない口
もどかしい
心の中で何度も謝る
謝罪の日々
翔太は毎日、学校を終えると部活に顔出しして、病院へ来る。
私を恨んでるよね
私のこと嫌いでしょ?
聞きたい
けど、聞けない
文字すら書けない私は何もできない。
(翔太)
「璃花、起きてるか?」
今日も翔太が来た。
私は障害のせいで急に寝ることがある。
私にとって翔太の松葉杖をつく音は、罪を聴かせる。
(翔太)
「晩飯食べないって?ダメじゃないか。おばさん困らせちゃ」
私はご飯も自分じゃ食べれない。
(翔太)
「仕方ないな」
そういって翔太はいつも食べさしてくれる。
その後、学校の話、部活の話をする
翔太はサッカーがなくなったから・・・
違う、私が奪ったから
勉強をがんばってると言っていた。
大学はスポーツ推薦がきまっていたのに、試験を受けなきゃいけない。
部活の話はいつも
「あいつら僕見ると泣くんだよ」という。
サッカー部のみんなやクラスのみんなは、一度お見舞いに来てくれた。
嬉しかった
けど、翔太が部活の話をする時はどこか寂しげ
私が奪った左足、私が奪ったサッカー。
けど翔太は言う。
「足がなくてもサッカーがなくても、僕には璃花がいるから」
私はつらい
私以上に翔太はつらい
見えない目
動かない足
喋れない口
伝わらない言葉
翔太の気持ちは一方的
私も翔太がいれば
何もいらないよ
「しょうら」
(翔太)
「璃花?今喋った?」
「おばさん!璃花が喋った!」
伝えたい
自分の言葉を・・・
あなたに
続く・・・
感想
感想はありません。