サイト…2
初めて 声を聞いた
「もしもし…なんか恥ずかしいね」
優しそうな声…
「何しとった?」
なんでもない会話だったが なぜか楽しかった
それから毎日のようにメールではなく電話で話すようになっていた
もうメールでは物足りなくなっていたのだ
その頃には 私は旦那との関係は もう終わりに近づいていた
私の中には旦那の存在はなかった
サイトの彼のことばかり考えていた
毎日 22時 いつも通り 電話が鳴る
「もしもし…」
いつもと違う 暗い声…
「何かあったの?元気ないみたい…」
「いや…彼女と別れてきた ごめん 彼女のこと内緒にしてて…」
「どうして?私なんか旦那いるのに… 」
「旦那とは うまくいっとる?俺 電話だけで我慢できん 会いたいんだ… こんなこと言ったら 嫌われるかな…」
私は うれしかった
会いたい…
でも不安だった
顔もみたことがない
サイトで知り合った人
家庭は?
会ったら 私の外見で良いのかな… 嫌われちゃう
「私も しんに会いたい…でも 正直 ちょっとだけ怖い…しんの何も知らない…私の顔も知らないじゃん…がっかりされちゃうかも…それに」
「まゆ!! わかるよ こんなサイトで知り合って不安なことも でも俺を信じてくれ!一度だけでいい 会いたいんだ… 今から向かう」
「家 知らんでしょう」
「前にまゆが話してた公園で待ってるよ…川のとこだよね…」
電話が切れた…
私は急いで着替えた
不安は 不思議と消えており 車を走らせていた
「もしもし…なんか恥ずかしいね」
優しそうな声…
「何しとった?」
なんでもない会話だったが なぜか楽しかった
それから毎日のようにメールではなく電話で話すようになっていた
もうメールでは物足りなくなっていたのだ
その頃には 私は旦那との関係は もう終わりに近づいていた
私の中には旦那の存在はなかった
サイトの彼のことばかり考えていた
毎日 22時 いつも通り 電話が鳴る
「もしもし…」
いつもと違う 暗い声…
「何かあったの?元気ないみたい…」
「いや…彼女と別れてきた ごめん 彼女のこと内緒にしてて…」
「どうして?私なんか旦那いるのに… 」
「旦那とは うまくいっとる?俺 電話だけで我慢できん 会いたいんだ… こんなこと言ったら 嫌われるかな…」
私は うれしかった
会いたい…
でも不安だった
顔もみたことがない
サイトで知り合った人
家庭は?
会ったら 私の外見で良いのかな… 嫌われちゃう
「私も しんに会いたい…でも 正直 ちょっとだけ怖い…しんの何も知らない…私の顔も知らないじゃん…がっかりされちゃうかも…それに」
「まゆ!! わかるよ こんなサイトで知り合って不安なことも でも俺を信じてくれ!一度だけでいい 会いたいんだ… 今から向かう」
「家 知らんでしょう」
「前にまゆが話してた公園で待ってるよ…川のとこだよね…」
電話が切れた…
私は急いで着替えた
不安は 不思議と消えており 車を走らせていた
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