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#幼き恋#2

[486]  #日色#  2007-11-26投稿


私は、アヤカの異変に気づいた。

最近、自分が避けられて居る。

私は、本人に聞いた。

「何で避けんの最近?」


冷たく言い放つ自分。

アヤカは、鏡を見ながら、グロスを塗って、

私の方を見た。


「ヒロさぁ何気に人気じゃん?」


意味分からない。
なぜ私が人気なの?


「人気って?」


質問する。


「ヒロ本当に、子供だね。」

頭の中で、何かがキレた。

「ヒロさぁ、自分では気付かないカモ知んないけど、男子から密かに人気なんだよ?」


知らなかった………


中学生になって、


男子に興味が無くて
クラス替えでアヤカに出逢い、少し意識するようになったくらいだ。


「和尚もね、ヒロに興味あるみたいでさぁ…メールして聞いたんだよ……」


アヤカは徐々に下を向き、

涙を堪えて言った。


「和尚、ヒロが好きなんだって」


アヤカの頬に一筋の涙が流れた。


私は、言葉が出なかった。

何で?私は和尚のこと好きじゃない。


知ってるよ、アヤカが和尚のことが好きだって。


知ってるんだよ。



「ヒロは悪く無いよ!ヒロは、元気だし、アヤカから見ても可愛いんだから!」


涙をふき、自分の事を励ます、アヤカが居た。



「アヤカはね〜ヒロがライバルなんだから〜♪」


部活が休みだったので、
家に帰った。


帰って、何も考えることなく、眠りに入った。


〜♪♪♪♪♪〜


「ぅ゙〜〜」


携帯が鳴り、目が覚めた。

携帯を取ってみると、


メールの相手は、タツヤだった。


内容を見ると、


《暇だから、メールした。暇か?》


「意味分かんねぇ〜」


私はふざけて、


《ちょ〜暇だゎ〜》


と送った。


返事は、数分事に来た。


ふざけていたのが、

なぜか、タツヤの相談役になっていた。


恋愛や友達関係、クラスの事を。


そして、その日から、

タツヤとほぼ毎日メールをする仲になった。



クラスの仲でも、
良く喋り、ふざけあっていた。


タツヤが居るのが当たり前になってしまった。


私は、どっかで、タツヤを探していた。


タツヤが他の女子と喋って居るのを見ると、モヤモヤしてイライラした。


こっから、気付くんだ、


男友達から、好きな人へと変わっていった。

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