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ノンフィクション

[228]  ミミ  2007-11-27投稿
『何してるの?』
『なんで何も言わないの?』『ねぇ。返事してよ…』





健康体だったあの人。
ただ普通に暮らしてただけなのに。
なんの前兆もなく。
私の前から居なくなった。



4年前、早朝5時37分。
変な夢で目を覚まし、コーヒーを飲もうとお湯を沸す。
そこに、
『おはよ。』
っとあなた。

毎朝の習慣で新聞を取りに行く。
玄関先で躓く。
『カダッ…』

『大丈夫?』

『大丈夫。』

部屋に入ったら何も言わないまま…
『バタンッ』

『えッッ?』
側に駆け寄り話しかけるがなんの返事ない。
『ンガァー』
すごいイビキ。
その時の私には病気の知識なんてなかった。
彼が脳梗塞になっていたなんて…。
すぐ救急車を読んだ。
『神様。』
必死に祈り続ける私。
病院に運ばれたが、
『うちでは…』
と言われ、別の病院へ。
着いた。
『ガラガラガラガラ。』
そのまま手術になった。
こんなにも待つ時間が長く感じるなんて…

私は何も考えられなかった。ただ戻って来て欲しい。それだけだった。

手術のランプが消え、出てきた彼。
頭に包帯を巻き、眠ったまま。
毎日変らない彼の病状。
目を開ける事も話す事もない。

その後、一週間が過ぎても、彼の病状がよくなる事はなかった。
急に『ピッ、ピッ、ピッ、』から『ピーーーー。』
に変った。
彼の最後だった。

彼の声を聞く事なく、眠り続ける彼。

私の祈りは届かなかった。


10月29日永遠の眠りにつきました。



彼が倒れた日、私が見た夢。
それは、私と彼が出かけていて私の靴が壊れて転んだものだった。


正夢…だったんだ。
今でもそう思っています!

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