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大切な人?

[291]  莵々  2007-11-29投稿
二人の出会いは、ちょうど1年前。まだ雪がうっすらと残る4月…ちょうど今頃。
大学の学生寮でだった。

同じただの寮生ってだけで、年も2つ違えば性別も違う…何の接点もないわけだ。
しかし、いつからだろうか、意識し始めたのは…

新入寮生が入ってくると、必ず歓迎会が行われる。まぁ、一種の飲み会だが、そこで1年生である彼と初めて会話した。
偶然にも出身地が同じで会話が盛り上がった。
そんな小さなことがきっかけ…

飲み会の翌日から、会う度会う度お互いが小学生のようにちょっかいを出し合った。

日が経つに連れて、その絡みが面白くてしょうがなくなった。

そして、とうとう、彼のケータイ番号とアドレスを直々にゲットした。
なんだか嬉しくて、ドキドキが止まらなかった。

好きになっていたのだ。彼のことを…

彼とは毎日毎日メールもするようになった。


ある日、私は後輩の女の子と居酒屋へ行き、彼のことを相談した。彼女は快く応援してくれた。しかし、彼女はいきなり、
『じゃあ、思い立ったが吉日ってことで、今からコクりに行きましょ』
って…

気が動転した。現在、深夜2時。こんな時間にっ。ありえなぃよ。ましてや、寝てるじゃん、普通、この時間。

しかし、迷惑なのは覚悟の上でメールした。
『今からお散歩行かない?』

って、無理に決まってん…

『いいですよ。』

起きてたぁーーー。
ホッとしながら後輩と寮で別れ、今度は彼とお散歩。
場所は近くの湖のある公園。

なんだか照れて、いつもみたいにうまく話せない…

何話そう…


バカな私は、何故だか唐突に、
『好きな人はいるの?』
って、バカーーー。
何聞いてんだぁ。

『さぁ。どうですかね。それより、先輩は?』

交わされたぁ…

『いや…あの…誰だぁ。さぁて誰でしょうか?』

何クイズ出してんだ。
私のバカ。

『教えて下さいよぉ。』

無理。絶対無理。

『う〜ん…じゃ、そこの角曲がったら言うよ。』

早くも角に到達…

『誰ですか?』

『やっぱり、あっちの電柱行ったり話す。』

電柱に到着…

『誰ですか?』

やっぱり答えられない。
結局こんなことを4回繰り返した。

そして、だいぶ公園も離れ、バス停前に到着。

そろそろ言わないと…

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