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現代戦国時代〜山本勘助編〜

[486]  睦月  2007-11-29投稿
「変な夢?」
やっとのことで布団から起き上がり、身仕度を終えたゆかりは、朝食の席で夢のことをなんとなく切り出してみた。
それに反応を示したのは、従姉の田村茉莉花。首の高い白い長袖ニットにジーンズのミニスカート。その下はカラータイツ。アクセサリーはピアス以外一切ないが、こざっぱりとしていて嫌味がない。
顔立ちも優しげで、すごく綺麗な顔立ちをしている。背中まで伸ばされた髪を、今日は項の低いところで纏めていた。 
「そう。なんか戦国時代っぽい夢でさ、お館さまーとかなんとかーって。」
「大河ドラマの見すぎ?」祖父がほろっと聞いてきた「…確かに否定は出来ないわ。」
昨日は祖母に付き合って義経から今やっている風林火山まで、撮りためていた大河をずっと見させられていた。
うんざりはしたが、最後まで付き合った。

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