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フィクションストーリー 真矢部璃花の場合 「?おでん?と裕哉と松葉杖」

[130]  モ リ ノ  2007-11-29投稿
夢を見た。誰かに抱きしめられる夢

師走の始め、事故から半年

私は部分記憶喪失

私には好きな人がいた

私とその人はなんで、別れたのか母さんに聞くと、「原因は母さんかしら」と言う

私の大好きだった人は、もう私の中にいない

けど私は今が楽しいのかもしれない。

目は見えなくても、
足が動かなくても、
喋るとき、ら行が多くても。

今が新鮮で楽しい。

でも時々、何か足りない
(私)
「母らん病院、行っれきます」
(母さん)
「行ってらっしゃい璃花。裕哉先生、お願いします」
(裕哉)
「任せてください、お母さん」
(私)
「せんれい、おはよう。」
(裕哉)
「おはよう(^。^)璃花ちゃん」

私のリハビリ担当先生
真中裕哉(まなかゆうや)
年齢は25歳、声の優しい人

毎日朝、家に迎えに来てくれる。

病院まで、車椅子を押してくれる

(私)
「先生、今日ら何するの?」
(裕哉)
「上半身の運動、脳の運動、そしてご飯o(^▽^)o」
(私)
「ご飯(^O^)/!」
(裕哉)
「あ、ちょっと。コンビニ寄るね」
(私)
「いいよ」

私の朝は、コンビニのおでんのにおいで始まる。
(私)
「あぁ、いいにおいれす(´ω`)?」

その時、音がした

聴いたことあるような
どこか懐かしく
切ない

車椅子のハンドルを誰か握った。

(私)
「先生・・・せんれい?」

裕哉先生ではない様子で、すぐにハンドルを離した。
そしたら、また〔カツッカツッカツ〕と何かをつく音。

その後、またハンドルを誰かが握った。
(裕哉)
「どうしたの、璃花ちゃん?」
(私)
「何れもない」
(裕哉)
「そう・・・。これなんだ?\(^_^)/」
(私)
「あ、このにおいは。おれん!?(☆o☆)?」
(裕哉)
「おでん好きでしょ、璃花ちゃん」
(私)
「らいすき!!?(><)?」
(裕哉)
「(らいすきだって
(→o←)可愛い?)」


おでんを食べながら、私はさっき聞いた音が気になっていた。

(裕哉)
「よし、動くからね。おでん落とさないように」
(私)
「了解れす」


病院に入ると、さっきの音が聞こえてきた。

(私)
「先生、これなんのおろ?」
(裕哉)
「おろ?あぁ、音!松葉杖だよ」
(私)
「そうれすか」


懐かしい音、病院で毎日聞いてる音。なのに、コンビニで聞いた音は、少し寂しい感じがした。


続く・・

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