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山下くんに、サワリタイ。?

[156]  cake***  2007-11-30投稿
「ぬくもりやって何??」」


山下くんが聞く。



「温もりだけをあげる仕事かな…。」



「キス以上の事はしない」

「肩とか、胸を貸す仕事☆」


「なにそれ…(笑)」




「お金は良いの!!でも、見返りはちょうだい!!」


「例えば??」

「んー例えば…1日一回は学校で話す、とか」


「そんなんでいいの?」


「うんもちろん!!」
(だって、山下くん人気者だから話すのも難しいんだもん…。)






「…」








ドキドキドキ…。










「分かった。じゃあそれで、とりあえずお試し期間てことで。」

って山下くんが言ったの。

「いいの?」





「でも、1つ約束しよう。」




「何?」







「この事は、俺達以外誰にも言わないって。」


「…どうして??」

「普通じゃないじゃん、付き合ってもないのに夜だけ会ってるなんて。」


「そっか…。」

「秘密、ね。」


「分かった…。」








「…じゃあ、抱き締めて良い??」





「…ええ?今??」


突然の彼の言葉にぶっ飛んだ。





だって、いきなり!!

こんなに緊張してるのに、ムリムリ(;◇;)???






だからこう言ったの。
「ぬくもりやの営業は明日からで…?」







「やだ」


「えぇ?やだって?」

(山下くんがこんな事言うなんて…。)






それから2秒後に、力強く私を、
「抱き寄せた」



私の手を握って、こう言ったの。




「手、冷たいね。俺の手が暖かすぎんのかな…。」







私、もう頭めちゃくちゃで何も言えなかった。





「こんなんでぬくもりや務まるの??(笑)」




固まってる私に、山下くんは余裕そう…。






いつもクラスで明るくて、天然で、無邪気な彼が…、


今夜は男に見えてしまった。

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