ツン?デレ?
俺の彼女は、ツンデレだ。
雨の日のデート。珍しいもんだろう。
今朝から降ってたこの雨、デートは中止だと言ったら、
彼女は怒った。
じゃあ、デートしようかと言ったら、
膨れっ面で首を降るが、「そんなにあんたが行きたいなら、行ってやってもいいわよ。」
ほら、ね?
俺達は、笑って手を取り、傘をさして外へでた。
シトシトと降る雨。
ふたりでひとつの赤い傘。
雨が酷くなってきた。
可愛い雑貨屋か何かで雨宿り。
この雨の中、俺が外に連れ出してしまった(と、彼女は言っている)から、何か買ってあげようと。
彼女には、このピンクのイルカのペンダントが似合いそう。てゆうか、似合う。
でも、彼女は「子供っぽい」と言って拒否した。その目と、顔は欲しがっているのにねぇ?
そうか、と、ペンダントを普通な棚に戻す俺。彼女がやっと本心を語った。
「しょうがないからもらってあげるわ。あんたが傷ついたら可哀相だし。」
半ば取り上げるようにペンダントを掴んだ。
もう、本当に素直じゃないんだから。
でも
そんな君が
俺は好き。
ずっと、ツンデルでも、ずっと、君の側にいる。
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