S高校放送部怪奇ファイル?〜高校ホスピタル!?〜
「おはようございます〜!」
朝、香絵は元気よく先生に挨拶し学校に登校する。地下にある下駄箱兼ロッカーに向うため、生徒玄関から地下へと続く階段を降りた。
「…なんでここの高校のロッカーは地下にあるのかしら?」
そんな疑問を持ったまま、放課後の部活動の時間になった。
「なんで地下にロッカーがあるかだって?」
放送部部室で怪奇ドラマ製作の相談中、香絵は晴彦に聞いてみた。
「考えた事なかったなぁ…たしかに地下にあるのは変だよな」
そもそもなんで地下室があるのか…疑問はそこからだ。
「それはこの建物は元々が病院だったかららしいよ」
「葛西!急に出てくんな!!」
音もなく登場した隆に晴彦は驚く。
「ところで、ここが病院ってどゆこと?」
「そういう噂があるんだよ。教室には『503』とか病室の番号が残ってるらしい。そして地下のロッカーは…」
「ロッカーは…?」
香絵は真剣に隆の話に聞き入る。
「霊安室だったって話だよ」
「…なんかマジでホラーじゃん」
隆の話を晴彦は不気味がる。
「だから、地下ロッカーでは高確率で心霊写真が撮れるって」
「…へぇ、実戦してみましょう!」
放送部所有のデジタルカメラを持ち、地下ロッカーに3人で立っていた。
地下ロッカーの壁はコンクリート作りで、天井に付いているむき出しの水道管からは水が滴っていた。
「晴彦、副部長並んで〜」
「どんな2ショットだよ、これ」
香絵は隆と晴彦を並ばせて写真を撮る。
「……」
撮った写真をカメラの画面で確認してみた。
「何も変わった所はないわ」
香絵は安心したような、ガッカリしたような複雑な気持ちだ。
「心霊写真って撮る人の霊感の強さにもよるしなぁ。霊感が強ければ撮れるかもね」
「じゃあ、晴彦が撮ってよ」
隆の意見を聞くと香絵は晴彦にカメラを渡す。
「俺かよ…」
仕方なくカメラを持ち香絵と隆の2人を撮った。
「……!?」
写真を見ると香絵の後に白い人の影が映っている。
「は、晴彦〜!あんた霊感あんの!?」
「し、知らねーよ!!」
2人はパニックになってしまう。
「とにかく、神社でお祓いしてもらえば大丈夫だよ!」
「…そうね、さぁ今すぐ行くわよ!晴彦、副部長!」
「今かよ…」
こんな目に合いつつも香絵の怪奇ドラマ作りは続くのであった。
朝、香絵は元気よく先生に挨拶し学校に登校する。地下にある下駄箱兼ロッカーに向うため、生徒玄関から地下へと続く階段を降りた。
「…なんでここの高校のロッカーは地下にあるのかしら?」
そんな疑問を持ったまま、放課後の部活動の時間になった。
「なんで地下にロッカーがあるかだって?」
放送部部室で怪奇ドラマ製作の相談中、香絵は晴彦に聞いてみた。
「考えた事なかったなぁ…たしかに地下にあるのは変だよな」
そもそもなんで地下室があるのか…疑問はそこからだ。
「それはこの建物は元々が病院だったかららしいよ」
「葛西!急に出てくんな!!」
音もなく登場した隆に晴彦は驚く。
「ところで、ここが病院ってどゆこと?」
「そういう噂があるんだよ。教室には『503』とか病室の番号が残ってるらしい。そして地下のロッカーは…」
「ロッカーは…?」
香絵は真剣に隆の話に聞き入る。
「霊安室だったって話だよ」
「…なんかマジでホラーじゃん」
隆の話を晴彦は不気味がる。
「だから、地下ロッカーでは高確率で心霊写真が撮れるって」
「…へぇ、実戦してみましょう!」
放送部所有のデジタルカメラを持ち、地下ロッカーに3人で立っていた。
地下ロッカーの壁はコンクリート作りで、天井に付いているむき出しの水道管からは水が滴っていた。
「晴彦、副部長並んで〜」
「どんな2ショットだよ、これ」
香絵は隆と晴彦を並ばせて写真を撮る。
「……」
撮った写真をカメラの画面で確認してみた。
「何も変わった所はないわ」
香絵は安心したような、ガッカリしたような複雑な気持ちだ。
「心霊写真って撮る人の霊感の強さにもよるしなぁ。霊感が強ければ撮れるかもね」
「じゃあ、晴彦が撮ってよ」
隆の意見を聞くと香絵は晴彦にカメラを渡す。
「俺かよ…」
仕方なくカメラを持ち香絵と隆の2人を撮った。
「……!?」
写真を見ると香絵の後に白い人の影が映っている。
「は、晴彦〜!あんた霊感あんの!?」
「し、知らねーよ!!」
2人はパニックになってしまう。
「とにかく、神社でお祓いしてもらえば大丈夫だよ!」
「…そうね、さぁ今すぐ行くわよ!晴彦、副部長!」
「今かよ…」
こんな目に合いつつも香絵の怪奇ドラマ作りは続くのであった。
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