携帯小説!(PC版)

トップページ >> 恋愛 >> …言えなかった

…言えなかった

[443]  さかな  2007-12-01投稿
あれから10年経った…


同窓会で会ってから…

今でも後悔している

私も好きだったよと言えなかった

もう二度会うがない人

私は北海道 彼は東京
お互い 家庭を持ち 幸せにくらしている

彼は高校の同級生で
初恋の人でもある

彼は同窓会で8年ぶりに会った

たまたま隣の席になった

彼は

「おまえ太ったか(笑)」

私はちょうど産後だった
言われても仕方ない

「嘘だ ごめんな…違うんだ 今日は本当は来ないつもりだったんだ きっと北海道へ来るのは これが最後になると思う」

「どうして?実家にも帰ってこないの?」

「知らないよな 親は亡くなった だから これが最後だ」

…沈黙

「今日はおまえに会いに来たんだ ずっと俺の中でひっかかってて 今 結婚して子供もいる どうしても言わなきゃ 前に進めない 俺な ずっとおまえのことが好きだった…」

びっくりした…

高校の時はお互い 違う人と付き合っていたのに

私は何と言って良いかわからなかった

彼が照れ臭そうに
「もう時効だよな(笑)お互い家庭があるしな
言って すっきりした」

ふと彼が言った

「もし俺が勇気出して告白してたら付き合ってくれてたか?」

「…かもね」

「付き合ってたら今の人生 違ってたかな?」

「変わってない」

私はなんとなくムッとしていた

今 考えると 悔しい気持ちと 家庭のことと複雑な思いだったのかも

彼は少し淋しそうな顔で

「そうか……でもな俺 おまえに会えて 言えてよかったと思ってる 幸せそうで安心した」

それが彼との最後でした

10年経った今 ふと思い出すことがある

あの時 本当は嬉しかった
どうして素直に言えなかったのだろう

あなたが ずっと好きでした…
あなたに会えてよかった

私達 お互い あの時勇気を出して 告白していれば 今 隣にいるのは あなただったかもしれない

今なら笑顔で話せるのに

時々 あなたを思い せつなくなります

あなたは私の永遠の初恋の人です…

感想

感想はありません。

「 さかな 」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス