スノウキス
目を閉じて
空を見上げている
冷たい空気が
辺りを包む
星なんて見ない
愛する人が
いつも見守っている
なんて信じない
唇に
冷たいものが触れる
私の体温に
じわっと溶けてゆく
目尻に
冷たいものが触れる
私の涙に
じわっと溶けてゆく
何度も何度も
そっと私に触れる
まるで
あの時の
あなたのように
ぼやけた目前に
小さな白い粒が
覆い被さってくる
両腕を空に伸ばす
いつまでも
いつまでも
ここには
雪が降り続ける
、
感想
- 8091: 紅です!ちゃきさん…またちゃきさんの詩に泣かされてますよ… 私スノボが大好きで、毎年行ってるんですけど。若き頃を思い出しました…。 中学生の時にゲレンデでふられたんですよ…。その時の景色があまりにも焼き付いていて…リアルに思い出しました…。 ちゃきさんの詩は全て大好きですが。今回はNo.1です [2011-01-16]
- 8129: 紅サン♪ゲレンデで…せつない思い出ですね↓↓そういうのってふとしたときに鮮明に思い出されたりしますよね。今回のが紅サンのNo.1ですか!!光栄です!!笑雪が降っているときに頬とかに雪が当たるとじわっと音がしませんか?それが私は昔から不思議で何だかせつなかったんですよね。特に粉雪は人に優しく降り積もるイメージがあります。いつもありがとうございます★ [2011-01-16]