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-HEAVEN-

[236]  東夏生  2007-12-03投稿
序章 第一節



50年前の出来事だった。
あの時、なぜ俺はあいつを止められなかったんだ。うっすら気がついていたんだ…。だが、わからないふりをしていたんだ。 それが、俺の過ちだ。

だから今決心した。俺の過ちを覆すためにお前を止める。




『護と慈』


50年前、出雲の国に朱白山という霊山があった。 仙人なるべく修行をしている外見は17歳のくらいの男の道士が2人で深い朱白山の山奥にひっそりと暮らしていた。



名は間宮護と間宮慈。 双子の兄弟であるが性格は全くの正反対であった。 兄の護は天真爛漫でお調子者。弟の慈はおっとりとした静かな少年である。



この兄弟の眼には神通力が宿っている。力を放出しようとすれば瞳が金色に輝く。
摩訶不思議な能力を生まれながらにして持っていた。

10歳の頃ある仙人がこの兄弟の能力を見兼ねて武術やら法術などを仕込んだ。

実力は2人共同等。だが潜在能力が高いと見込まれた護に慈はひそかに嫉妬していた。



慈は静かでおっとりした穏やかな性格だがどこが邪な野心が漂っている気がすると仙人は感じとっていた。


仙人は間宮兄弟が100数年あたりに息を引き取った。

それからは護と慈で2人で猛修行に励んだ。


−−護はこれから起きる惨劇に知る由もなかった。



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